後藤斎@山梨県知事選といい、樋口雄一@甲府市長選といい、そして北橋健治@北九州市長選といい、与野党相乗りの推薦候補が勝つのは決まってた3選挙。しかし、北九州市長選は他の2つと少しばかり雰囲気が違うので備忘録的に。
福岡市長選で自民勢力が分裂する可能性がある件について(2014/9/15)
(福岡市長)選挙後、太田誠一から見限られた高島宗一郎の後ろにいるのは、麻生太郎副総理。普通に考えれば盤石なバックボーンだが、北九州市長選の候補選びで、麻生派押しの網岡健司が、三原朝利@「麻生副総理とは微妙な関係の」三原朝彦の甥に出し抜かれるなど、今の福岡政界は急速に香ばしい状況になってきているのも事実。
結局、網岡健司を推そうとしていた独自候補擁立派(麻生派)は、市議会の北橋派に切り崩されて、網岡は出馬を断念。三原朝利は出馬したが、独自候補擁立派が最初から見切っていた出来の悪さもあって、八幡西支部など党内の一部からしか支持を得られず、後押しするはずだった三原朝彦も腰砕け。そんな自民勢力の分裂を演出&利用した北橋健治が、元々の支持母体の民主・社民党会派、連合に加えて、自民党一部会派のバックアップを得て楽々と三選。
相変わらずの曲者だよなあ。北橋市長。松本龍の失脚と抱き合わせの工藤会掃討作戦もあって、混沌の度合いが増している真っ最中の北九州市だが、先行する裏社会に負けず劣らず闇の深い2015年の市政スタートとなりそうだ。
任期満了に伴う北九州市長選は25日投開票され、無所属で現職の北橋健治氏(61)=自民推薦=が、元衆院議員秘書の三原朝利氏(37)と共産党福岡県副委員長の篠田清氏(66)=共産推薦=の無所属新人2人を破り、3選を確実にした。
民主党出身の北橋氏は、今回の選挙で初めて「他党に推薦を求めない」ことを条件に自民の推薦を受けた。一方、一党一派に偏しない「市民党」も掲げて、市議会の民主・社民系、公明会派や連合の推薦も受けた事実上の「相乗り」で選挙戦に臨んだ。
市経済が低迷し、人口減少も続く中、争点は地域の活性化や景気・雇用対策が中心となった。北橋氏は東九州自動車道や北九州空港を生かした物流の拠点化、来年度までに新規雇用1万人の創出などを公約に掲げ、幅広い支持を得た。
篠田氏は共産支持層以外へも浸透を図り、三原氏は元気の出る街づくりなどを訴えたが、いずれも及ばなかった。【祝部幹雄】
(1月25日 毎日新聞)
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