ギリシャの総選挙結果は欧州全体に「伝染」する件について

 最初の伝染先は、ギリシャの急進左派連合(SYRIZA)の圧勝を受けて、金融市場が案の定の反応を示したイタリア、スペイン、ポルトガル。その中で一番先に発症するのは、秋に総選挙を控えているスペイン。ここも十中八九、勝利するのはSYRIZAのお友達・極左政党ポデモスだろう。

 「伝染」するのは極左ばかりじゃない。同じく総選挙を控えるイギリスでは独立党(UKIP)が議席を伸ばす。フランスの国民戦線(FN)も順調に勢力を伸長中。

 かくして、2015年の欧州は、今日のギリシャの選挙結果が伝染した右も左も極端な連中が一気に票を伸ばし、勢力を拡大することになる。極右ないし極左に大勝利された国の巷では、ポピュリズム政党の党首から俄か支持層に至るまで、皆が揃って拳を突き上げ、こう叫ぶことになるだろう。「悪いのはドイツ主導のEUだ!」。

 まさに衆愚の極み。そして、ドイツがこうキレてしまえば、全てはおしまい。

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 ウクライナ紛争での殺し合いやイスラム過激派のテロが、春の丘でのピクニックに思えるくらいの地獄が顕現するかもね。こわいこわい。

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 こわいこわい。

急進左派連合が勝利宣言 ギリシャ

ギリシャで行われた議会選挙で、財政緊縮策の見直しを公約に掲げる最大野党「急進左派連合」のツィプラス党首は首都アテネ市内で支持者の前に姿を見せ、「苦しい5年を経て、ギリシャ国民はきょう歴史を書きかえた」と述べて、勝利を宣言しました。

25日に行われたギリシャの議会選挙は、日本時間26日午前7時現在の選挙管理委員会の発表で、開票率は67.75%、得票率は最大野党の急進左派連合が36.06%と最も多く、サマラス首相率いる新民主主義党は28.12%となっています。

こうしたなか、急進左派連合のツィプラス党首が日本時間の26日6時半ごろ、首都アテネ市内で大勢の支持者の前に姿を見せ、「苦しい5年を経てギリシャ国民はきょう歴史を書きかえた。緊縮策のせいで国民が強いられている厳しい暮らしを過去のものにする」と述べて、勝利を宣言しました。

急進左派連合は緊縮策の見直しを公約に掲げ、EU=ヨーロッパ連合などに債務の削減を求めると訴えてきましたが、ツィプラス党首は「あすからは新しい時代が始まり、われわれはEUと債務を減らすために話し合う」と述べ、公約を実行に移す決意を述べました。

ただ、金融支援を巡るEUなどとの協議が難航すれば金融市場の混乱を招きかねないだけに、新政権が交渉にどう臨むのか、市場や各国が注目しています。

(1月26日 NHK)

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さもありなん。

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