【ナイジェリア】ボコ・ハラム、ボルノ州バガの政府軍拠点を制圧【国土の2割を失陥】

 ヨベ、アダマワに続き、ボルノ州を事実上勢力下に入れたボコ・ハラム。これで、ナイジェリア北東部を中心に同国の約2割と、チャドからの流通網がこのテロリスト集団の手中に陥ちた。正直信じられん。

 腐ってもアフリカ屈指の軍事力を有するナイジェリアでだぞ?。ボコ・ハラムの好戦性やリビアからの兵器流入だけじゃ説明がつかない。無数に存在する「指導者」アブバカル・シェカウの件といい、どこの大国がこの連中の後ろにいるんだ?

f:id:kagura-may:20141103123122p:image:w300

ボコ・ハラム:政府軍基地制圧 軍の「敗走」は社会に衝撃

 【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが3日、チャド国境に近いバガに侵攻し、政府軍の基地を制圧した。ボコ・ハラムが武器も奪取していれば、さらに攻勢を強めるのは必至だ。一方、軍の「敗走」は社会に衝撃を与えるとみられる。

 AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきたバガの基地に激しい攻撃を加えた。数時間の交戦の末、政府軍側は基地を放棄して退却した模様だ。

 バガは、ナイジェリア北東部ボルノ州の北部で政府側が掌握している最後の都市とも伝えられていた。多くの住民が、漁船やカヌーなどに乗ってチャド湖の対岸にあるチャドに逃れたという。

 バガ侵攻でボコ・ハラムは、大量の戦闘員を送り込んで、軍や住民による自警組織を数で圧倒したとも報じられている。ボコ・ハラムは最近、拠点のナイジェリア北部だけでなく、チャド、カメルーンなどで戦闘員への勧誘活動を加速させているという。

 また、カダフィ政権崩壊後に国外への武器流出が続く北アフリカ・リビアから、チャドやカメルーン経由で武器を入手しているとの見方もあり、装備面でも強大化している可能性がある。

(1月5日 毎日新聞)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。