「石田三成の尻尾」にもなれなかった橋下徹@維新な件について

次期総理って言われたい

革命児って言われたい

揺れるハートのSEASON

わかってね

by とおる

 ごめん。それ無理。今の日本は「革命児な総理大臣」なんて求めていない。それを分かって無いままフラフラしてたもんだから、今日みたいな醜態を晒すんだよ。橋下は。

 今日の昼までの橋下は、維新からいち早く抜けることで自由の身になり、細野@民主や江田@みんなと一緒に野党再編の主導的な立場に立とうとしたのだろう。関ヶ原前夜、家康と本格的に対峙する西軍を編成するために、奉行職を辞した石田三成のように。

 しかし、そうはならなかった。維新の役員会議で具体的に何が話し合われたかは分からない。狙いを見透かされ、「参議院だけでなく衆議院の国会議員もお前にはついていかない」と言われて、心が折れてしまったのかも知れない。

 いずれにせよ、橋下は維新から逃げられなかった。将来はともかく今回は逃げられなかった。細野や江田とのパイプ役の松野も逃げられなかった。

 2日前、野党の剣呑なお歴々が勉強会を開いた時、橋下が「自分は野党再編に直接関与しない」ニュアンスの発言をした時、彼の国政政治家としての生命は終わったと思った。1日前、橋下が維新の共同代表を辞める意向と聞いて状況は変わったか?と思った。そして今日、彼は完全に終わったと思った。

 橋下はな、仮に国会議員の手駒を一桁しか連れていけなかったとしても、今日、維新から抜ける一歩を踏み出すべきだったんだよ。くしくも自分で言っているように「しばらく(約3年)国政選挙は無い」。つまり、今、維新に残っても国政でやれることは無い。「石原閣下や平沼氏のような強面長老に飼われながら」大阪市長としての職務をこなすだけだ。

 もちろん、今、細野や江田と組んだとて、自公政権・安倍政権に勝てる政治勢力を得られるわけも無い。一か八かの勝負をかける国政選挙が実施されないのもそうだが、野党陣営にはとにかく人材がいない。毛利輝元のような「旗頭になってくれる政界の大物」がいるか?。上杉景勝のような「別働隊として動いてくれる連携先」がいるか?。大谷吉継のような「知力胆力に優れた盟友」がいるか?。そもそも、橋下には「三成における秀吉」のような、政界で自身をアピールできるだけの大義も財力も無い。あるのは、吹けば飛ぶような一部大衆の支持だけだ。

 それでも3年後の関ヶ原の準備のために、橋下は今、維新を抜けるべきだった。しかし、橋下は維新から逃げられなかった。橋下の合流の目が無くなった細野と江田の反党的計画は修正を余儀なくされるだろう。民主党とみんなの党の主流派や親分は安堵しただろう。そして、自民党は3年後の対抗勢力の芽が1つ潰れたことに、静かに喜んだだろう。

 橋下は今日、維新を抜けるべきだった。いつもの自分のように、かつての三成のように「へいくゎい者」を貫けば、それは出来たはずなのに、それをしなかった。目先の権力に迷い過ぎ、3年後に向けて冒険することが出来なかった。今日、日本維新の会の執行役員会が終わった瞬間、橋下の政治生命は事実上終わった。結局彼は、石田三成の尻尾にすらなれなかった。

橋下共同代表、辞任表明も…慰留され続投 維新役員会、松井幹事長も

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)と松井一郎幹事長(大阪府知事)は27日午後の執行役員会で、それぞれの役職を辞任する意向を表明した。ただ、現執行部体制を維持する方針を確認している党国会議員団に慰留され、2人の続投が決まった。松井氏らが役員会終了後、記者団に明らかにした。

 松井氏は橋下氏の辞意表明の理由について「今後は国政選挙もしばらくなく、大阪府市の課題に専念したい」と説明し、8議席にとどまった参院選の結果とは関係ないと強調した。党体制は多数決ではなく、議論して決めたという。

 維新は参院選で44人を擁立しながら8議席しか確保できず、橋下氏は「トップに対する信頼、信任がなかった」と述べ、27日の執行役員会で進退を決める方針を明らかにしていた。

 維新は昨年12月の衆院選で54議席を獲得し躍進したが、橋下氏自身の慰安婦発言やみんなの党との選挙協力解消などで支持率が低迷。6月の東京都議選では2議席と惨敗した。橋下氏は「僕の態度振る舞いで維新への信頼が失望に変わった。参院選で審判を受けたい」と今回の選挙に臨んだ。

 ただ、党国会議員団は23日の役員会で、参院選結果について「8議席にとどまったが改選2議席からの上積みは果たせた」と総括。橋下、石原両氏による執行部体制を維持すべきだとの方針を確認していた。

 松井一郎幹事長(大阪府知事)は27日午前の民放番組で「責任感の強い彼なんで投げ出すことはない」と述べる一方、「(橋下氏は)執行役員会で色んな声を聞いて(進退を)決めたい。自分はそのポジションにこだわっているわけでもないということだろう」と述べた。

(7月27日 産経新聞)

 関係ないけど、「魔法の天使クリーミィマミ」の30周年ごり押しキャンペーンって、誰特なの?。いや、クリーミィマミ、今でも好きだけどさ。「ロング・グッドバイ」最高だよね。でも今ごり押ししたところで、誰得よ?。分からんわー。今日、維新から抜けなかった橋下の心境並みに分からんわー。

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