なんだかんだ言って、「Fire and Fury」によるホワイトハウスの内情暴露は地味に効いているんだろうなあ。いくら「自分は精神的に安定している天才だ」と強弁してみても、スティーブ・バノンの「謝罪」を蹴り飛ばすパフォーマンスで強がってみても、世論に対して公式に弁明しなければならない必要性を一番感じているのは、ほかの誰でもないドナルド・トランプ本人ということか。もっとも、
大統領への質問は限定的な内容になるとみられている。
大統領閣下のこの腰の引け具合からすると、聴取の実施は逆効果に終わる可能性が高いけどね。少なくともCNNその他の米国内大手兼反トランプメディアは、「聴取は世論のガス抜き」「本格捜査までの時間稼ぎ」の論調しか採らないだろう。
ドナルドは震えて眠れ。
[ワシントン 8日 ロイター] – 2016年の米大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査の一環で、トランプ大統領は数週間以内に聴取を受ける可能性がある。米紙ワシントン・ポストが8日、大統領に近い人物の話として伝えた。大統領への質問は限定的な内容になるとみられている。
同紙によると、この捜査を指揮するモラー特別検察官は昨年末、大統領の弁護士であるジェイ・セクロー氏、ジョン・ダウド氏と面会した際、大統領の聴取について言及していた。
両弁護士は今回の報道に関するコメントの求めに応じていない。
ホワイトハウスの法律顧問であるタイ・コブ氏は、特別検察官側との接触に関してコメントしない方針だとして、この件へのコメントを拒否した。
これに関連し、NBCニュースは関係者3人の話として、大統領の弁護士らが昨年末に特別検察官側と面会し、大統領への聴取の方法などを協議したと報道。具体的には、聴取を行う場合の場所や所要時間、法的基準や書面を含めた回答形式の選択肢などが検討されたもようだ。
特別検察官の報道官も、報道へのコメントを拒否した。
トランプ大統領は6日、ロシア疑惑について「共謀はなかった。犯罪とは無関係だ」と記者団に述べ、モラー氏の捜査チームの聴取に前向きな姿勢を明らかにしていた。
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