大河ドラマ「毛利元就」の大内義興役の演技は凄かった

 演技ならぬ「艶技」ができる、日本では数少ない「本物の大人の男性俳優」だった細川俊之氏。2000年代に入ってからは、病気の後遺症もあり演技の端々に痛々しいところありましたが、そのお姿を観続けることができて、安心していた矢先の訃報。非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします。

<訃報>細川俊之さん70歳=俳優

 ミュージカル「ショーガール」などで人気を集めた俳優の細川俊之(ほそかわ・としゆき)さんが14日午前5時24分、急性硬膜下血腫のため東京都内の病院で死去した。70歳。12日に自宅で転倒し、頭部を打ったという。葬儀は行わない。

 福岡県生まれ。学習院大政経学部を中退後、俳優座養成所を経て64年に文学座へ入団。若手の二枚目俳優として「シラノ・ド・ベルジュラック」のクリスチャン役や「かもめ」のトレープレフ役、「欲望という名の電車」のミッチェル役などで注目を集めた。

 71年に退団した後は、主な活躍の場をミュージカルに移し、ソフトな低音の美声を存分に生かした。「日曜はダメよ!」では越路吹雪と共演。木の実ナナさんとコンビを組んだ「ショーガール」(74~88年)は人気ロングラン作品となった。

 クールな二枚目役のほかに三枚目や悪役もこなし、「エロス+虐殺」「ラヂオの時間」などの映画やテレビドラマにも多数出演。また、ラジオ「ワールド・オブ・エレガンス」のDJを17年間務めた。04年からは大阪芸術大舞台芸術学科の教授を務めていた。 

(1月14日 毎日新聞)

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