自民党の再生は「手順を踏んだ世代交代」からな件について

　先の総選挙で惨敗、野党に転落した自民党の若手が派閥解消や世代交代を求めて「党再生会議」を催している点について、党の老人たちが「性急な派閥解消や世代交代はまかりならん」と苦言を連発。

自民・古賀氏、派閥解消に反対＝森、町村氏は「再生会議」に苦言

　自民党古賀派の古賀誠会長は10日の派閥総会で、党内の一部中堅・若手が派閥解消や世代交代を求めていることに対し、「そんなことで自民党の再建ができるような簡単な状況ではない。今置かれている環境をしっかり守りつつ、いかに前進させるかという方が大事だ」と反対姿勢を示した。

　また、町村派の町村信孝会長は同日の同派会合で、総裁選に向け党再生策の提言を検討している中堅・若手主導の「党再生会議」について、「機能がはっきりしない。新総裁を縛るようなことをしてはいけない」と批判した。

　同派相談役の森喜朗元首相も、同会議が18日に中間報告をまとめることに関し、「再生会議は早く結論を出そうしているが、それでいいのか」と苦言を呈し、慎重に再建策を検討すべきだと強調した。　

（9月10日 時事通信）

　ぶっちゃけた話、今回の総選挙では、ここで名前が挙がったメンツ以外にも、武部勤氏だの二階俊博氏だの伊吹文明氏だの中川秀直氏だの小池百合子女史だの野田聖子女史だのといった、心底落っこちて欲しかったアレなメンツが比例復活も含めて生き残る一方、牧原秀樹氏や赤池誠章氏、薗浦健太郎氏、松本洋平氏、水野賢一氏、佐藤ゆかり女史etcといった有望若手が軒並み討ち死にしちゃったんで、世代交代を軸とした自民党の自力再生は相当難しいです。

　ただ、仮に、今生き残っている若手が無理に世代交代を成し遂げたとしても、上げ潮に乗りまくりの小沢幹事長一派（鳩山代表？誰それ？）相手に正面から伍していけるかと言えば、彼らの経験不足もあって期待できないのも事実です。その意味では、腹芸寝技をはじめ、老人たちに担当してもらわんといけない役割はまだあるのかなと（我ながら後ろ向きな視点ですが）。このまま党勢が衰退し続け、どこかのタイミングで民主党右派に吸収合併されるかもしれないという恐れから、一日も早く体制を整えたいという若手たちの気持ちは分かりますが、持たざる野党に転落した現状から考えると、「寝技上手の古狸」というリソースが使えるうちは、面従腹背で最後まで使い切るという、一種のふてぶてしさも彼らには必要かなと。

　今の逆風を耐えきったら、次の総選挙前に御老人達には潔く政界から引退して頂き、それまでに「まともな後継者」を党執行部で決めて、選挙準備にかかっておくというのも、自民党にとってはこの際取りうる手順の一つではないかと。そういう風に考えます。もっとも、

　「お爺さん達がそんな聞き分け良く引退してくれるようなキャラだったら、今の惨状は無かったんじゃないっすかねー？」

　まあ、その「聞き分けをよくさせる」流れを党内に作れるかどうかが、性急な世代交代推進の前に若手に課せられたミッションでしょうかねー。今回の危機を機に、老人達を手玉に取って使い回し、同時に民主党への攻勢準備もできる、そういう硬軟両面の腹芸ができる人材が自民党内に育っていって欲しいものです。…無理かな?(^^;

今日の一銘柄

• 昭和飛行機工業（7404）：東京・昭島駅前の不動産賃貸が収益源。軽量・架装をコア技術に製造兼営。非接触給電装置に注力。EV銘柄として再注目されるには、もう少し時間が必要？。9/10日終値は前日比24円高の749円。10月第1週中の目標株価830円。向こう半年間の目標株価1,100円。

　ここで脈絡アリアリで「【咲 saki MAD】 フルメタル・ステルス？ももっす」を紹介。

やはりステルスモモの独壇場っすかー＞C2-4組inアニメ最萌2009。