自国と地域の安全を大きく揺るがすことになったイラン国会議員選挙

 経済危機で中東にちょっかいを出す余力の無いEU。ドクトリン変更で中東とアジアの二正面作戦は取れない米国。その間隙を突いてかの地に食指を伸ばしているロシアと中国。さらに列強の混乱と思惑を読み切って、自国防衛の名目で彼らを対イラン戦争に巻き込む気マンマンのイスラエル。

 そんな風潮を煽る結果にしかならないのは有権者も分かっちゃいるだろうに、対外強硬姿勢派を大勝させてしまったイランの国会議員選挙。誰が一番悪いのかと言えば…国民か。アフマディネジャドなんて「ノリだけテロリスト」を国家元首に選んでしまった時点で、今日のトンデモな結果は必然だった訳だから。

 日本の有権者、特に2009年の総選挙で民主党に投票したような連中は、今回のイランの結果を良く噛みしめて、来る解散総選挙を迎えて欲しい。現状への不満から、脳味噌を使わずに「極端から極端に大きく振れた投票行動を採る」と、こういう亡国な結果をもたらすと言うことを、投票用紙に立候補者と政党の名前を書き終えるまでは、一秒たりとも忘れるな。

イラン選挙、反大統領派が勝利を確実に

 【テヘラン=五十嵐弘一】イラン国会議員選挙の開票が3日行われ、最高指導者ハメネイ師を頂点とする保守派のうち、アフマディネジャド大統領に批判的な勢力が、同派の大多数の議席を獲得することが確実となった。

 対欧米強硬路線をとる保守派内でも、欧米との対話に否定的な反大統領派が勝利を確実にしたことで、イランの核開発問題などをめぐりイランと欧米との緊張が一層高まる可能性が出てきた。

 保守派系ファルス通信によると、定数290のうち187議席が確定し、保守派は82議席を獲得する一方、イスラム体制の枠内で民主化を求める改革派は13議席にとどまっている。残りは無所属だが、多くは保守派とみられる。本紙集計によると、保守派の議席のうち、大統領派は5%にとどまった。残りは、大統領支持批判的な候補という。保守派全体では、現有200議席に達する勢いだ。

(3月3日 読売新聞)

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