シリアの誤射なら問答無用で国際圧力強化経由のアサド政権潰し。トルコのミスその他でも事実隠蔽&情報操作でシリアを悪役にしてアサド政権へ引導。
どっちにしても、アサド政権に先は無いんだ。欧米は反体制派を中途半端に支援して事態を泥沼化させた責任を取る意味でも、今回の事件を機に、一気にシリア現政権を追い込め。シリアからの難民を大量発生させないためにも、これ以上の長期化はノーサンキューだ。
<トルコ戦闘機撃墜>ギュル大統領「看過できず」シリア批判
【エルサレム花岡洋二】シリア近くの地中海で22日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題で、トルコのギュル大統領は23日、「看過できない」と批判し、戦闘機が領空侵犯したかどうかを調査していることを明らかにした。トルコのアナトリア通信が報じた。ただし、反撃など強硬な態度をとれば、シリア情勢への全面的な軍事介入につながりかねない。このため、トルコ政府は具体的な措置に言及せず、慎重な姿勢を示している。
シリアは同国沖の空域で戦闘機を対空砲で撃墜したと発表したが、トルコ軍機と確認していなかったと説明。トルコ政府は詳しく調査しているが、仮に戦闘機に非がなかったことが確認されれば、「報復」を求める世論が高まる可能性もあり、シリア情勢を巡り緊張が続く両国関係がさらに悪化するおそれが高まる。
トルコはシリアと友好関係にあったが、アサド政権の弾圧を巡って対立。シリア反体制派の拠点を提供したり、米国メディアによると、反体制派への武器支援にも関わっている。トルコは駐トルコのシリア大使に国外退去を命じ、外交的な抗議手段は尽きており、撃墜への対応を巡っては両国政府が電話で協議している。
トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟国で、軍事行動は欧米各国も巻き込みかねない。4月にシリア軍がトルコの難民キャンプに向けて越境発砲した際は厳しく批判したが、具体的な行動はなかった。国境近くでのトルコ反政府勢力の増勢やシリア難民の大量流入への懸念が強く、シリアとの衝突は避けたいのが本音だ。
(6月23日 毎日新聞)
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