殊更ダイバーシティを連呼して社会全体の意識改革を「強制」しなくても、国際結婚や生活環境その他の変化に伴い、髪や肌の色に特徴を持つ子が増えること確実な昨今、髪の色一つですら各人が生来持つ多様性を認めないという、懐風館高校の教師たちの考えは間違っている。
生徒の素行不良化のバロメーターとして髪の色の変化を重視しているというならば尚の事、該当する教育機関は地毛登録制度導入を導入すべきだろう。その手続きを抜きにして、「髪を黒く染めなければ学校に来る必要はない」と突き放すのは、怠慢を通り越して迫害ですらある。
まして、一万歩譲って、これが守旧派思考ガチガチの一教師の妄言だけならまだしも、
学校側は生徒の代理人弁護士に「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明している。
学校としての公式見解でこんなトンデモを口走っているとか、それこそ頭大丈夫か？大阪府立懐風館高校上層部。挙句、JKが不登校になったら「生徒の名前を名簿から削除」「他の生徒や保護者には退学したと虚偽の説明」。それら全て、出来の悪い隠蔽工作、卑怯な犯罪行為、悪質な人権侵害に他ならない。
「こんな時代遅れな差別指導やトンチキ見解、組織上層部の犯罪行為がまかり通ってるようじゃ、少なくとも教育界における大阪都の実現は夢のまた夢だね」
橋下徹もそんなに大阪都構想が大事なら、総選挙後の場外プロレスで丸山穂高にキャンキャン吠えかかる前に、松井一郎＠大阪府知事へ、本件への早急な対応をご注進しなさいよ。今度めでたく大阪維新の方の顧問になったんだろ。これまで以上に、大手をふって地元・大阪の「進化」にモノが言える立場じゃないか。
◇「頭髪生まれつき茶色」
頭髪が生まれつき茶色いのに、学校から黒く染めるよう強要され精神的苦痛を受けたとして、大阪府羽曳野市の府立懐風館（かいふうかん）高校３年の女子生徒（１８）が約２２０万円の損害賠償を府に求める訴えを大阪地裁に起こした。２７日に第１回口頭弁論があり、府側は請求棄却を求めた。生徒は昨年９月から不登校になっており、「指導の名の下に行われたいじめだ」と訴えている。
訴状などによると、生徒は２０１５年４月に入学。中学時代に黒染めを強要されて嫌な思いをしたため、母親は「高校では同じことがないよう配慮してほしい」と伝えていた。
しかし、学校側は生徒の入学後、１、２週間ごとに黒染めを指導し、２年の２学期からは４日ごとに指導。度重なる染色で生徒の頭皮はかぶれ、髪はぼろぼろになった。教諭から「母子家庭だから茶髪にしているのか」と中傷されたり、指導の際に過呼吸で倒れ、救急車で運ばれたりしたこともあった。文化祭や修学旅行には茶髪を理由に参加させてもらえなかった。
生徒は昨年９月、教諭から「黒染めしないなら学校に来る必要はない」と言われ、それ以降は登校していない。高校は今年４月、生徒の名前を名簿から削除。他の生徒や保護者には、退学したと虚偽の説明をしたという。
学校側は生徒の代理人弁護士に「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになる」と説明している。
府教委高等学校課と同校は取材に、「係争中なので答えられない」と話している。【遠藤浩二】
◇地毛登録制度導入の学校も
複数の大阪府立高校では、頭髪が生まれつき茶色い生徒に誤った指導をしないように、「地毛登録」と称する制度を導入している。登録自体を問題視する声もあるが、府教委は「導入は各校に任せており、実態は把握していない」としている。
ある府立高では、約１０年前から制度を始めた。地毛が茶色い生徒は入学時に色合いを計測し、数値化して登録し、色の変化がなければ指導しないという。１学年に１０人ほど登録する生徒がおり、校長は「生徒の人権を守るためにも制度を続けている」と話す。
訴訟を起こした女子生徒の母親は入学時、「地毛登録制度があるなら申請したい」と訴えたが、懐風館高校は導入していなかった。
東京都でも、都立高校の一部が「地毛証明書」を提出させ、頭髪の色が生まれつきかどうかを確認している。幼少期の写真を求める学校もあるといい、都教委は７月、「届け出が任意であることを、生徒保護者に明確に伝える」ことを全１９１校に通知した。【遠藤浩二】
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１、２週間ごとに黒染めを指導
度重なる染色で生徒の頭皮はかぶれ、髪はぼろぼろになった。
これ、絶対きちんと染めていないと思う。
脱色の常習犯じゃないの？