【テロが来る前触れか】パリ上空に正体不明の無人機が5機出現【ただの無人機マニアのお茶目か】

 少なくとも、テロじゃないだろうな。正確には、「敵対勢力への奇襲攻撃の準備」や「事前に阻止されるわけにはいかない大量虐殺の予行演習」じゃない。

 無人機使って、人口密集地に炭そ菌やVXガスをばら撒くってテロは有効だ。そのテロを成功させるために、無人機でどこまでパリの中央部まで侵入できるかを事前に実測する意味はある。だが、仮にそれが目的なら、1機、2機をコソリと飛ばせばいい話。5機をまとめて飛ばして注目を集め、何かの予行演習と警戒された時点で、テロの前準備としては失敗だ。本当に無人機テロをやろうと考えている奴がいるとしたら、そんな初歩的なチョンボはしないだろ。思うにこれは、

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「自慰行為なんじゃないの?」

 もとい、示威行為。「いざとなればパリ中央まで自分たちの手は届く」という、テロリストないしその信奉者たちによるデモンストレーション。奇襲効果を自ら捨てている今回の行為からは、本気の殺意よりも、そういう陰湿な敵意の方を感じるんだよな。

 もちろん、そう見せかけての「ガチテロの序曲」の可能性も捨てきれない。空気を読まないお気楽パリジャンヲタによる、タチの悪いイタズラに過ぎないかも知れない。難しいねえ。セオリー通りに動かない連中の行動予測は。

仏パリ上空に正体不明の無人機5機、治安筋

【2月24日 AFP】フランスの治安当局筋は24日、前夜から同日未明にかけて、エッフェル塔(Eiffel Tower)などがある首都パリ(Paris)中心部の上空を飛行していた少なくとも5機の無人機を確認したと発表した。警察では誰が無人機を操作していたのか、捕捉できていないという。

 1機目が目撃されたのは在仏米国大使館の近くで、他にエッフェル塔やコンコルド広場(Place de la Concorde)、軍事博物館などになっているアンバリッド(Invalides、旧廃兵院)の上空を飛んでいる無人機が24日未明に確認されたという。

 匿名の治安当局筋は「5機は連携していた可能性があるが、現在のところ分からない」と明かした。また捜査当局に近い別の情報筋は「操作者を突き止めようとあらゆる手を尽くしたが、見つかっていない」と語った。

 フランスでは、ここ数か月の間に謎の無人機が相次いで出現している。1月20日にはパリの大統領府上空に短時間、無人機が飛来した他、それ以前には複数か所の原子力発電所上空を飛ぶ約20機の無人機が確認されている。しかし、24日以前には「一晩でこれほど多くの無人機が出現したことはなかった」と治安筋は述べている。

 フランスの法律では、原子力関連施設などの周辺半径2.5キロ、高度1000メートルまでの範囲は、民間の小型無人機の飛行禁止区域とされている。

 またフランスではイスラム過激派の攻撃の脅威などに対し、警戒が強化されているが、こうした無人機の活動の背後に誰がいるのかを警察はこれまで特定できていない。一方、専門家らは、仮に原子力関連施設に墜落したとしても、小型無人機が脅威を及ぼすことはないと述べている。(c)AFP

(2月24日 AFP)

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