同じデフレの徒花・ワタミやゼンショーより、世間の変化を敏感に読んだ「手のひら返し」が上手だったのは、事実だと思う。同時に、文藝春秋相手のブラック批判裁判で負けたのも事実。せいぜい、まともな会社目指して方針転換すればいいさ。手遅れになる前に。既に手遅れかも知れないが、それはそれ。
とにかく、ユニクロの場合、一番ブラックなのは柳井の旦那だからな。自分に合わない幹部の定着率をもう少し高める努力を、他ならぬトップがやらないと、先は無いぞ。少なくとも、今のユニクロの経営陣に名前を連ねようという気には欠片もならないね。おいらは。
衣料専門店ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は19日、都内で開いた学生向けの就職セミナーで講演した。従業員を酷使する「ブラック企業」との批判に触れて、「若い社員が本当に輝ける企業に変わりたいと努力している」と訴えた。
柳井氏は講演で「ブラック企業と言われているが、我々は全く反対のことをしている。サービス残業やパワハラ、セクハラに厳しく行動している」と述べた。
講演後の取材には「昔の我々の会社には、ブラック企業のような部分もあったと思う。それはなくなってきた」と説明。「世界中の社員には、何人かブラック企業のようなことをやっている人はいるかも知れないが、会社としては容認していない」とも述べた。
国内のユニクロで働く新卒社員が入社後3年以内に退社した割合は2006年入社組は22%だったが、09年入社組は53%に上昇。11年入社組は40%台半ばという。(北川慧一)
(12月19日 朝日新聞)
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