そして今日、最後のイベントで流れたのは、海上自衛隊東京音楽隊・三宅由佳莉の「国歌」、谷村新司の「昴」、森山良子の「今日の日はさようなら」、来場者全員による「蛍の光」。
本当に良かった。AKB48や嵐ファンの歪な独占欲や名誉欲に毒されたまま、国立が終わることにならなくて。
さようなら国立。6年後にまた会おう。
2020年東京五輪へ向けて改築工事に入る東京・国立競技場で5月31日、最後のイベント『SAYONARA国立競技場FINAL“FOR THE FUTURE”』が開催され、56年にわたる歴史に有終の美を飾った。観客からは「ありがとう国立!」の大歓声が沸き起こった。
スポーツの聖地として数々の名場面の舞台となってきた国立。その最後の姿を見届けようと、会場には大勢の観客が集結。午前中に開催された「ファイナルランイベント」には、約2000人の市民ランナーが参加。ピッチでは、サッカーとラグビーの『レジェンドマッチ』が行われ、サッカー元日本代表FWの中山雅史は、華を添えるゴールを決めた。
ファイナルセレモニーでは、海上自衛隊東京音楽隊3等海曹・三宅由佳莉氏が国家独唱。ピアニスト・辻井伸行も演奏を披露し会場を魅了した。司会はフリーアナウンサーの徳光和夫が務めた。
聖火リレーも行われ、元サッカー日本代表の北澤豪、競泳の鈴木大地選手らが繋ぎ、五輪3連覇のレスリング女子・吉田沙保里選手が最終走者として聖火台に点火。午後9時過ぎの閉会まで国立の夜空を明るく灯した。
国内最大級のライブステージとして、数々のアーティストたちの聖地でもあった国立。歌手の谷村新司が代表曲「昴」を、森山良子が「今日の日はさようなら」を熱唱し、最後の歌声を届けた。
そのほか、航空自衛隊所属のアクロバットチーム「ブルーインパルス」がフライト披露や、約700発の打ち上げ花火など、さまざまな演出で国立最後の日に華を添えた。
(5月31日 オリコン)
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