中東の対IS戦争やシリア内紛が佳境のこの時期、テロにピリピリしているドイツ軍が通信の取れない大型旅客機を撃墜したところで、国際社会の誰もメルケルに文句は言えない。
しかし、最悪の事態は避けられ、機体はドイツ空軍機のエスコートによって同国内の空港に降りることができた。前日にエジプト機で同様のトラブルが発生したことで、ドイツ側に想像力が働いたのが奏功したのだろうか。いつになくついてるな。大韓航空。
「と、ターゲットに油断させて次に本番を仕掛けるのが、国際的テロ組織の真骨頂」
エジプト機と大韓航空機の通信途絶劇が、偶然であれ、何者かによる工作によるものであれ、ドイツのテロ対策関係者に「二度あった通信途絶は三度目もあるかも」のイメージが刷り込まれたと判断したテロリストが、「三度目の通信途絶機」を装ったハイジャック機をベルリンに突っ込ませても、おいらは全然驚かないね。
【AFP=時事】ドイツで15日、管制塔との連絡がとれなくなった大韓航空(Korean Air)の旅客機を、空軍機2機が出動して近くの空港に誘導するという出来事があった。
約200人を乗せて韓国のソウル(Seoul)からスイスのチューリヒ(Zurich)に向かっていた大韓航空の旅客機はドイツ南西部上空を飛行中に管制塔との連絡がとれなくなった。
この状況に独空軍機2機が出動して同航空機をシュツットガルト(Stuttgart)の空港に誘導した。
空港の広報担当者が独DPA通信に語ったところによると、大韓航空機は無事、空港に着陸した。
大韓航空機の乗客らはシュツットガルトの空港で一夜を過ごした後、翌朝、バスでチューリヒに向かった。
ドイツでは14日にも、やはり管制塔との通信が途絶えたエジプトの航空機を支援するために空軍機が出動している。だが、この時は空軍機が到着する前に通信は回復した。【翻訳編集】 AFPBB News。
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