英国政界は明後日の朝食メニューを考える前に明日の夕食を無事に食べられるかの心配をしろ ~ EU離脱後の英首相後継レースが始動

  • メイ英首相が欧州連合(EU)離脱の10月末までの再延期を受け入れたことで、英与党・保守党では首相の早期辞任を見越した後継レースが始まった
  • 首相はEU離脱を実現するまでは辞任しない意向だが、既に党内は党首選の話題で持ちきり。党首選となれば、2016年の国民投票で離脱派を勝利に導いたボリス・ジョンソン前外相を軸に展開する見通しだ

「これだから英国人は」「そんなだから衰退するのだ」というか、

「EU体制なんて出来てたかだか数十年」「かつて世界を支配した大英帝国の威光の前には譲歩して当然よ」てな感じで、いつまでもゴーマンとヨユーかましていると、いつか本当に痛い目に遭いますよ?

その点じゃ日本も偉そうなことは言えないけどね。自戒自戒。

英首相後継レースが始動=ジョンソン前外相が軸に

【ロンドン時事】メイ英首相が欧州連合(EU)離脱の10月末までの再延期を受け入れたことで、英与党・保守党では首相の早期辞任を見越した後継レースが始まった。
首相はEU離脱を実現するまでは辞任しない意向だが、既に党内は党首選の話題で持ちきり。党首選となれば、2016年の国民投票で離脱派を勝利に導いたボリス・ジョンソン前外相を軸に展開する見通しだ。
「メイ政権は国民との約束を全てほごにした。今こそ進路を変え、人々が投票したことを実現しなければならない」。ジョンソン氏は11日、自らの交流サイトで首相を批判し、党首選への号砲を鳴らした。
ジョンソン氏は、歯に衣(きぬ)着せぬ言動で大衆的な人気を集める。親交の深いトランプ米大統領は「素晴らしい首相になる」と称賛。何でも賭けの対象にする英国のブックメーカー(賭け屋)でも、次期党首の最有力候補と目されている。
ただ、「英国版トランプ」への警戒感は党内や国民にも根強い。昨年末には日本の商業捕鯨再開を厳しく批判するコラムを英紙に寄稿しており、首相となれば外交的なあつれきも増えそうだ。
ゴーブ環境相も有力候補。国民投票ではジョンソン氏とタッグを組み、離脱派の顔の一人となったが、今ではたもとを分かち、首相を支える側に回った。
日本語が堪能なハント外相、空手の黒帯の資格を持つラーブ前EU離脱担当相らの名前も挙がる。既に候補は乱立気味で、テレビ番組に出演したスキッドモア科学担当閣外相は「私は出馬しないとここで表明しよう」と冗談を飛ばすほどだ。
首相は離脱実現後の辞任を表明したものの、実現できなくても「メイ降ろし」の動きは不可避となりつつある。しかし、離脱が混迷を深める中、誰が次の首相になっても難しいかじ取りを迫られそうだ。

(2019/4/12 時事通信)

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戦いには打算や策謀よりも品格や愛嬌の方が大事な時があるのよ。

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