「鞭の後の飴」は調教の基本 ~ 北朝鮮、文在寅大統領@韓国の南北会談呼びかけに「寝言言ってんじゃねーよ。米帝のイヌが」「でもまあ、朴槿恵よりはマシだけどな。その点は評価してるぜ」

 「上げてから落とす」のは、タレントの芸風や個人単位の性格の悪さのただの発露。「落としてから上げる」のは、相手をコントロールしようという計算が働いている輩の常套手段。その意味で、今回の北朝鮮の「鞭と飴」は、彼らの立場からすれば極めて真っ当。

 ただし、北朝鮮の場合、普段が「落としてばかり」なので、1回の「上げる」行為の効果が、他のケースよりも大きい。こういう時の北朝鮮は要注意。ICBMで恫喝ふっかけてくる時よりも要注意。地獄の七大君主の一人にして公爵、悪魔ベリト並みに要注意。

f:id:kagura-may:20150218183526j:image:w300

 それが分かっていても、就任後2ヵ月経ちながら組閣を終えられず、国内外を問わずロクに結果を出せていない文在寅は「文大統領の演説に前任者らと異なる立場が込められたのは幸いだ」の一言に縋るだろう。北朝鮮の次の誘いを待つようになる。主人の命令を待つ飼い犬のように。調教中の豚奴隷のように。

 それが分かっているから、北朝鮮は今回の一言を韓国政府に下賜した。故に、今の北朝鮮には注意しなくてはならない。我々は、腰の定まらぬ文在寅政権が、金正恩の差し伸べる「愛の手」によろめく可能性を警戒しなくてはならない。

文大統領の南北会談呼びかけ「寝言のよう」 北朝鮮

 北朝鮮の「労働新聞」(電子版)は15日、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が6日にベルリンで行った南北首脳会談の呼びかけを含む南北関係の演説について「朝鮮半島の平和や関係改善に助けになるどころか、寝言のような詭弁(きべん)が列挙されている」と批判する一方、「前任者(朴槿恵前大統領)らと異なる立場が込められている」と評価した。北朝鮮が文氏のベルリンでの演説に反応したのは初めて。

 同紙は、文氏が演説で「条件が整えば金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長と会う用意がある」と述べたことについて、「条件とは、我々が核を放棄する意思を示すべきだというもので、結局、米国と歩調を合わせて核廃棄を誘導し圧迫することに優先的な目的を置いている」などと非難。その上で、2000年と07年の南北首脳会談での共同宣言の尊重、履行に言及したことについては「前任者らと異なる立場が込められたのは幸いだ」と評価した。

 文政権は北朝鮮の反応にかかわらず、対話呼びかけを続ける方針。特に文氏が演説で10月開催を呼びかけた南北離散家族の再会行事については人道的措置として核・ミサイル問題とは関連づけず、「可能であればすぐにでも対話が必要」(趙明均〈チョミョンギュン〉統一相)とする。(ソウル=武田肇)。

(7月15日 朝日新聞)

一押しして頂けると励みになります<(_ _)>

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です