風刺画描いて名が売れた人間のメシのタネや、最近のチプラス政権の強気外交に溜飲を下げてる層向けの精神安定剤としてはともかく、ギリシャ全体にとって現職のドイツ財務相をナチ扱いするメリットってあるか?。せっかく、16日のユーロ圏財務相会合では、ギリシャに手心を加えた支援策を考えてやろうという雰囲気が関係者間で醸成されているってのに、台無しじゃん。
フランステロ事件の時の「Je suis Charlie」といい、もうちょっとTPOを考えてから、言論の自由を行使しようよ。ヨーロッパのメディアの偉い人。
【ベルリン時事】ギリシャ紙がドイツのショイブレ財務相にナチス・ドイツ時代の軍服を着せた風刺画を掲載し、独財務省は強く反発している。ショイブレ財務相はギリシャに緊縮財政を求め続け、ギリシャではすっかり嫌われ者。風刺画を掲載したのは反緊縮のチプラス政権を支持する地元紙だ。
ギリシャからの報道によると、風刺画のショイブレ財務相には吹き出しが添えられ「あなたたちの脂肪でつくったせっけんを求める。あなたたちの灰を肥料にすることも検討するつもりだ」とホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を連想させる言葉が記されている。独財務省報道官は13日の記者会見で「言論の自由は支持するが、私にはこの風刺は不快であり、風刺画家は恥を知るべきだ」と強く批判した。
風刺画家は「ホロコーストの犠牲者を侮辱する意図は全くない」と話しているという。
(2月14日 時事通信)
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