【次の注目は】民主党新代表に岡田克也が選出される【党人事】

民主党代表選は岡田克也で決まりな件について(2015/1/12)

 結果は1/12の予想通りだけど、経過は少し想定外。

第一回目投票(ポイント)

  • 党員・サポーターと地方議員:細野202、岡田199、長妻94
  • 衆参両院議員と次期参院選の公認内定者:細野96、岡田95、長妻74
  • 計:細野298、岡田294、長妻168

決戦投票(ポイント)

  • 衆参両院議員と次期参院選の公認内定者:細野120、岡田133

 まず、第一回目の党員・サポーター票。大半の予想屋さんが読んでいた通り、200ポイントの攻防戦になったけど、個人的には細野のポイントが0-5ポイント、長妻のポイントが5-10ポイントほど岡田に流れて、彼が1回目を僅差でTOP通過と思っていたから、ちょっと意外。思っていた以上に海江田執行部時代へのアレルギー反応は大きいのな。代表選開始直後に暴露された細野の二枚舌への不信感より。

 次に決選投票。岡田が長妻票を取り込んで、細野を引き離すのは鉄板展開だったけど、無効票が妙に多かったなというのが正直な感想。これまでの民主党代表選ではせいぜい2~3票しか出ていなかった決選投票での議員無効票が6票も出た。ポイント換算でざっと12。「細野は嫌だが岡田に寄せるのも嫌」という長妻陣営の本音が見え隠れして微笑ましいね。

 さて、この状況下で行われる岡田新体制の執行部人事。「面従腹背」な長妻も「離婚上等」な細野も、扱いにくいこと極まりなし。この水と油を上手くまとめる人事ができればベストなんだろうけど、

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 ですよねー。幹事長に細野と長妻のどちらをはめても、それだけででっかい角が立つ。

 これから、フランケンは大変だなあと、ちょっと同情。がんばれ。超がんばれ。

民主代表選 新代表に岡田氏、決選投票で細野氏を逆転

 民主党代表選は18日、国会議員らによる決選投票に持ち込まれた結果、岡田克也代表代行が133ポイントを獲得し、1回目の投票でトップだった細野豪志元幹事長の120ポイントを抑え、新代表に選出された。岡田氏の任期は平成29年9月まで。4月の統一地方選や来年夏の参院選を控え、党再生や安倍晋三首相が率いる自民党に対抗する野党勢力の結集に向けた手腕が問われることになる。

 岡田氏は、新代表選出直後のあいさつで「政権交代は容易なことではない。全員の力が必要だ。私と一緒に苦しい道を乗り越えていこう」と呼びかけた。また「政権を担える政党と思ってもらえるよう、安倍自民党としっかり戦っていきたい」と表明した。岡田氏は幹事長人事など党役員人事に着手する。

 代表選は、長妻昭・元厚生労働相と細野、岡田両氏の3人で争われた。党員・サポーターや地方議員も参加した1回目の投票は、トップが細野氏で202ポイント、2位が岡田氏で199ポイント、3位が長妻氏で94ポイントとなり、どの候補も過半数(381ポイント)に達しなかった。このうち国会議員と次期参院選公認予定者の結果は細野氏96ポイント、岡田氏95ポイントだった。

 続いて、トップの細野氏と2位の岡田氏の間で、国会議員らによる決選投票が行われ、長妻氏を支援した議員らが岡田氏に投票し、細野氏を逆転した。

(1月18日 産経新聞)

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