EMOTION the Best ストラトス・フォー TV-BOX [DVD]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: DVD
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それはそれとしてアバン&Aパート冒頭のアレを見て、「ストラトス・フォー」を思い出すか、「機甲戦記ドラグナー」を連想するか、「宇宙戦艦ヤマト」を回想するかで、視聴者のヲタ歴が分かるって、ばっちゃが言ってた!だった今回の「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「AパートとBパートの差に大笑い」米村正二御大、演出・絵コンテ:「バトルシーン演出に関してはシンクロナイズドフラッター・システムを発動できる(かもしれない)コンビ」畑野森生&境宗久両御大、作画監督:「相変わらず癖がある絵だなあ」奥山美佳御大という、学園祭が終わって戦の日々再び!を描くにふさわしい布陣だった第37話、「強くなります!試練はプリキュア対プリキュア!!」。
で、結論、「自分の影の受け入れ方も色々だね」。でも、ねじ伏せて、押し倒して、百合百合ハグして受け入れるのは、月光さん位だと思う。以下、個人的見どころを列記。
- アバン。植物園の温室にてプリキュア4のお茶会。相変わらずウザカワモード爆走中の「おねえさん」来海えりか嬢@CV水沢史絵女史、殊更に「変化」を口にするあたり、上から目線と言うより今日はそういう話なんだね。
- そんな絶好調えりか嬢はじめ後輩三人衆に冷や水をぶっかける月影ゆりさん17歳@CV久川綾女史。祭が終わったらすっかりまた辛気臭いモードに。雰囲気を盛り下げる盛り下げる。前回ファッションショーラストの笑顔は何やったんやー。
- そんな微妙な空気の中、突如空から降ってくる隕石。何そのイナズマイレブン的展開。
- OPが来週からの映画CMバージョンに。顔芸えりか様大プッシュは俺特な演出。
- Aパート。隕石の中から出てきたのはブラックオックス(違)。オールドヲタ大歓喜(そーかー?)。あとキュアブロッサムさん@CV水樹奈々女史、攻撃とお願い同時ってのは、向こうさんも対応に困ると思うのだが。さらにキュアマリン、親友と同じ攻撃して跳ね返されるとは、戦闘センスが有るのか無いのか分からんぞなもし。
- 新しい敵・デザートデビルの実力の高さを観てとってか、4人同時のフォルテウェーブを指示するキュアムーンライト。戦力の逐次投入は避け、奥の手は残しつつ相応に高い破壊力の技をぶつけるあたり、流石は歴戦のツワモノと言うべきか。…あれ?でもキュアサンシャイン@CV桑島法子女史は、ウェーブじゃなくてバーストなんだけど。まいっか。
- 倒したデザートデビルは、デューン@CV緑川光氏からの通信用機器を運んできたただのツカイッパ。そして、デューン様曰く惑星城から発射した遊星爆弾もとい砂漠の種爆弾が、地球到達まであと●●日もとい、じきに地球到達とのこと。うわー、まんま「ヤマト」だわ。これ。
- 黙って不意打ちかませば、砂漠の使徒大勝利なところをデューン様がわざわざプリキュアに教示したのは、(遊星爆弾を迎撃に出てくるプリキュアの)ハートキャッチミラージュを破壊するためと三幹部に説明するサバーク博士@CV楠大典氏。それにしても、物語最初からこの攻撃仕掛けていれば、陣営の勝利は間違いなしだよなあ。やっぱ、サバーク博士=ゆりパパで、砂漠の使徒陣営の幹部になったのは陣営による地球攻撃自体を遅滞させるため、ひいてはデューン様を戦場に引きずり出して倒す機会を得るためなんだろうか?。
- どうでもいけど、今日のサソリーナさん@CV高乃麗女史、おっぱいが通常比2割増しだったのは何故なんだぜ。
- 先の戦場となったクレーターを前に、最終決戦前の決意と残された僅かな時間で為すべきことを語り合うプリキュア4。精神と時の部屋もといプリキュアパレスでもう一度特訓もとい試練というご都合展開の良否はともかく、ここは一番、国連の天体危機管理機構に連絡を入れてですね、沖縄に出張してですね、メテオスイーパーと連携してですね(以下略)。
- まあ、多分最終決戦直前では、地球各国の軍隊が迎撃を試みるも、デザートデビルやデザトリアンの妨害を受けて失敗ということになるんでしょうけどね。そして「地球の未来はプリキュアに任せた!」と指令室の大型スクリーンを見つめながら、国連軍最高司令官@CV若本規夫氏(だったらいーなー)が敬礼してキュアブロッサム達を見送る図と。さらに、戦闘終了後、各国軍が応援プリキュア4派閥に別れて第三次大戦勃発、地球は更なる混沌の時代へ(んなわけねー)。
- ここでAパート終了。ぶっちゃけ、ここまでは見どころらしい見どころは無し。
- Bパート開始。本エピソードはここからだ。
- プリキュアパレスを再び訪れ、最後の試練に向かうプリキュア4、そして薫子さん@CV坂本千夏女史と淫獣達。薫子さんと淫獣を残してプリキュア4人は一人一人が試練の場へ。そこで彼女たちを待ち受けていたのは、自分自身の影たち。
- もも姉への嫉妬や羨望は乗り越えたと宣言するキュアマリンに、「では何故、マリンの嫉妬や羨望の心が具現化した自分がここにいるのか」と挑みかかるマリンの影。今の自分は柵に縛られ続けた過去の自分とは違うと宣言するキュアサンシャインに、「柵に縛られながらも頑張ってきた過去の自分はもういらないのか」と問いかけるサンシャンの影。そして、己が未熟でコロンを失ったキュアムーンライトの心の傷を責め立てる、「月影ゆりの決意を鈍らせる悲しみ」が具現化したムーンライトの影。
- 最後の試練の場、自分たちの影からの問いと責めに、彼女らプリキュアはどう向かい合ったか。マリンは「そういうマイナスの自分も大好き」、サンシャインは「過去の自分も今の自分も全てを受け入れたい」と、共にもう一人の自分を受け入れて試練完了。マリンは自分の暗黒面を許容し、サンシャインは自身の過去を受容しました。許容と受容、この二つの許しを以って、二人はスーパーシルエットとなるために必要な、次の精神ステージに上がることができたと言うことなのでしょう>試練完了。
- 一方のムーンライトさん。とりあえず影を力で圧倒し、上からポジションを確立してから語りかけるあたり、まあ武人だよな(笑)。これからは頑なさを捨て、ブロッサム以下後輩たちと共に闘っていくという月光さんに、「コロンを失い半分に欠けたままの心でそれができるのか?」と問う影。それに対して「難しいかもしれないけど、自分はそう決めた」と宣言するムーンライトさん。そんな彼女の決意を前にして「悲しみと言う自分はもはや無用の存在」と去ろうとする影を、「貴女と言う悲しみも背負って生きていく」と後ろから抱き締めて受け入れるムーンライトさん。そこにあったのは、彼女自身と自身を取り巻く全ての者への寛容であり、そして過去からの解放。寛容という3つ目の許しの体得を以って、ムーンライトさんも試練終了。
- 薫子さんや淫獣が待つ歴代プリキュアの石像の間に帰還したマリン、サンシャイン、ムーンライト。試練終了証の替わりなのか、プリキュア各自の石像も同時に設置済み。フィギュア化希望>偉い人。
- で、案の定と言いますか、一人試練を乗り越えられず「チェンジできない」ままでいる主人公・キュアブロッサム。実は彼女だけがまだ心の花を枯らしたことが無く、許さなくてはならない自分を見つけられていない。さてこのハンデをどう乗り越える?というところで次回に続くの巻。
- 今回は、第36話で日常回における一つの到達点に達したハトプリが、美少女バトルアニメとしてリスタートするためのエピソード。ぶっちゃけた話、影との対話イベントは、プリキュア各自の「これまでの自分へのけじめ」と言いますか、スーパーシルエット・モードの発動承認!の下ごしらえ以上の意味はありません。その一方で、Aパートは超展開&ご都合展開過ぎてどうにもこうにも。まあ、Bパートは、各キャラ単位では実に生き生き&百合百合してて(特に月光×影月)、大友にとってはハァハァな時間帯でしたけどね。
- 今回のイベントに物語的な価値が出てくるとしたら、ブロッサムがどういう形で試練を乗り越えるかですね。次回、一人残されたことが主人公補正→ムーンライトさんを上回るパワーアップに繋がると、なかなか面白い展開になりそうなのですが。
ここで「【初音ミクDark】 crack 【オリジナル】」を紹介。
そういや、そろそろ冬コミがどうとか情報が流れてくるころか。今日はプリキュア絡みだけでも「ぷにケット22」「レインボーフレーバー3」の2イベントやってるなあ。どっちかだけでも行きたかったなぁ。
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