「魔法少女まどか☆マギカ」第5話「後悔なんて、あるわけない」感想 ~ 「杏子はどこからどう見てもアンクです!」

 さすがに、たい焼きの替わりにヒトデ焼きを出してくることはなかったか>今回の「魔法少女まどか★マギカ」。シャフトなら、その位やらかしかねないと少し期待していましたが(待て)。

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 美樹さやか嬢@CV喜多村英梨女史の、カラ元気と死亡フラグの大盤振る舞い。キュウべえ@CV加藤英美里女史の、肝心なことは伝えないでさやか嬢はじめ女の子達を順調に地獄に追い込んでいく営業上手な悪魔っぷり。見れば見るほど今回も相変わらず気分が滅入って最高だぜ。本作は。特に、病院屋上で上條恭介君@CV吉田聖子女史が奏でるバイオリンの調べが、「後悔なんてあるわけない」幸せ絶頂のさやか嬢に遠からず訪れるだろう今際の際、レクイエムのように流れそうで超恐いんですけど。

 暁美ほむら嬢@CV斎藤千和女史は、前回に続いて「鹿目まどか嬢@CV悠木碧女史以外は本当にどうでもいい」スメルをプンプン。その上で、「どんな献身にも見返りなんてない」をはじめとするセリフの一つ一つが、さやか嬢の夢も希望も切り刻むこと甚だしい。挙句に巴マミ先輩@CV水橋かおり女史のことを口にしながら、コーヒーカップの蓋(首)をカポッと外すそのしぐさでしょ。貴女、どんだけガハラさんなんだと。

 それはそれとして、彼女の口から発せられた「魔法少女の契約=たった一つの希望と引き換えに全てを諦めるってこと」というのは、まさにその通りだよなあ。「魔法少女のなれの果てが魔女」という仮説に立って考えれば、佐倉杏子嬢@野中藍女史のように食物連鎖の頂点に立とうとしない限り、否、立ったとしても魔女になる以外の選択肢がない、BAD ENDしか残って無いわけだしね。この作品世界は。

 一方で、その作品世界においてキュウべえの言うところの「イレギュラーな存在」であるほむら嬢。すなわち、彼女はその食物連鎖外な存在であるということか。ことさらに「食物連鎖のキーパーソン」まどか嬢の魔法少女契約を妨害するそのスタンスと言い、やはり彼女こそが「今現在の食物連鎖な物語世界」を形作った原因なり元凶で、その贖罪のために戦っている存在なんだろうな。ただの「まどか超萌え!」で、なんのかんのと彼女のために青の子を助けちゃう、度を越したツンドラ百合娘なだけかもしんないけど。

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願いの内容で能力の属性が決まるってことは、もしまどか嬢がマミ先輩の言うとおり、ケーキパーティを願いにしていたら、どんな能力の魔法少女が生まれていたんだろう?(笑)。

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