不法入国135人手引き容疑 東京の行政書士ら逮捕

 「この時期に」「『福祉や人権を錦の御旗にした』法律屋&ブラックNPOを」「この手の容疑で」「初めて検挙」した理由については、色々と妄想なり想像なりできますが、警視庁の意図はどうあれ、国籍法の改正後、顕在化の可能性があるリスクの一部を抑え込む効果はあるかもですね。

 それにしても、この手のリスクは、制度の運用段階や手続法マターで対症療法的に潰すしかないとは言え、関係官庁の皆様は「色んな意味で」御疲れ様です。だって、千匹のシラミ潰しは、一頭のゾウを倒すより万倍大変な上、このシラミを後生大事に守ろうという輩が身内にいるんだもん。

 飲食店で働くことを目的とした外国人の不法入国を手引きしたとして、警視庁は10日、NPO理事長で会社社長小舟日出雄(69)=東京都江東区亀戸9丁目=と、行政書士大森泉(58)=葛飾区四つ木4丁目=の両容疑者を入管法違反(営利目的集団密航助長)の疑いで逮捕したと発表した。同庁によると、営利目的集団密航助長で行政書士が逮捕されるのは全国初。

 同庁によると、小舟容疑者らは外国人を通訳など国際業務の仕事に就かせるなどと偽り、06年2月以降の2年9カ月間で、中国、ミャンマー(ビルマ)など6カ国から計135人を違法に入国させ、1人当たり150万~300万円の手数料を取っていたという。同庁は、NPOは信用力を増すために設立し、収益は約1億6千万円に上るとみている。

 小舟容疑者は入管や海外の日本総領事館にNPOや同和団体の名刺、国会議員の名前を持ち出して、在留資格証明書や人文・国際ビザを早期発行するよう圧力をかけることで知られていた。

 組織犯罪対策1課と中央署によると、小舟、大森両容疑者らは26~33歳のミャンマー人の女5人=同法違反容疑で逮捕=を日本で働かせるため、小舟容疑者が社長を務める会社2社の通訳として招くなどと偽って申請し、5人を不法入国させた疑いがある。5人のうち、4人は07年4月に一緒に入国してそば屋などで働き、1人は現地のブローカーの女との連絡役だった。

 同課は、小舟容疑者はコンサルタント業などとうたっていたが2社とも実態がなく、大森容疑者が会社の決算書を偽造するなどしていたとみている。調べに、小舟容疑者は「偽造書類は大森容疑者が主導した」、大森容疑者は「書類は小舟容疑者の依頼で作った」と否認しているという。

(2008年12月10日 朝日新聞)

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