マルハニチロの冷凍食品への農薬混入は、十中八九「テロ」

 冷凍食品の製造過程で、今回のトラブルになる程のマラチオンが残留するはずが無い。製造の最終工程近くで、誰かが故意に混入させたと考えるのが自然。過日の「毒入りギョウザ事件」と同じく。

f:id:kagura-may:20131205184209j:image

 となると、問題になるのは、動機も含めて「誰が」犯人かという点だ。イヤだぜ。「社会不安の煽動」系も「私怨絡みの自作自演」系も。

冷凍食品に農薬 混入農薬は「マラチオン」、害虫駆除に使用

 マルハニチロの子会社の工場で製造された冷凍食品に混入していた農薬「マラチオン」は、有機リン系の殺虫剤の一種だった。

 「マラソン」と呼ばれることもあり、見た目は臭みのある黄色っぽい液体。誤って飲み込んだ場合、すぐに尿などから排出されるが、頭痛や下痢、吐き気などを引き起こすことがある。発がん性は確認されていないという。

 農林水産消費安全技術センターによると、国内では昭和28年以降、ダニやアブラムシなどの害虫を駆除するための農薬として使われ始めた。海外から収穫後の穀物を船で輸送する際などに使われるケースが多く、輸入することが多いトウモロコシや小麦などから少量が検出される傾向がある。

 水に溶けにくく、熱で分解しやすい。人が1日に摂取してもよいとされる量は体重1キログラム当たり0・02ミリグラム。

(12月29日 産経新聞)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です