あまりに虚しいプチ改造にズコー！な件について

　ここ数日、世間の注目を集めていた自由民主党の党役員＆麻生内閣改造人事。さんざん気を持たせた挙句、党役員の入れ替えはナッシング。内閣改造についても、噂の東国原英夫・宮崎県知事の閣僚起用は「当然のごとく」見送られ、与謝野馨財務・金融担当相が兼務している経済財政担当相に林芳正前防衛相が、佐藤勉総務相が兼務している国家公安委員長・沖縄・北方・防災担当相に林幹雄幹事長代理が就任するだけにとどまりました。

麻生首相、党役員人事を断念＝「麻生降ろし」加速も－2閣僚補充

　麻生太郎首相は1日、再検討していた自民党役員人事について、党内の強い反発を受けて断念した。一方、与謝野馨財務相と佐藤勉総務相の閣僚ポスト兼務を一部解き、経済財政相に林芳正前防衛相（48）を、国家公安委員長に林幹雄自民党幹事長代理（62）をそれぞれ起用した。首相は衆院選を見据え、党役員人事を断行し政権浮揚を狙ったが、見送りにより求心力が一段と低下するのは確実。首相の退陣を求める「麻生降ろし」が加速する可能性があり、衆院解散・総選挙の日程をめぐる戦略に影響が出るのは避けられない情勢だ。

　首相は同日、党役員人事について、官邸で記者団に「わたしの口からやるとの話をただの一度も一言も聞いたことはない（はずだ）」と見送りを明言した。解散については「しかるべき時にわたしが判断する」と述べ、自ら断行する考えを重ねて表明した。

　閣僚の補充は、河村建夫官房長官が記者会見で発表した。林芳正、林幹雄両氏の認証式は2日に皇居で行う。林幹雄氏は沖縄・北方担当相、防災担当相も兼務する。両氏とも福田改造内閣で初入閣し、今回が再入閣となる。首相は与謝野氏らの兼務解消について「概算要求基準が終わり、区切りが付いたため」と説明した。

　党役員人事と閣僚の補充人事について、首相は6月30日、記者団に「しかるべき時にしかるべき方をと前から考えていた」と語り、強い意欲を示した。しかし、最大派閥の町村派が同派出身の細田博之幹事長の交代に反発し、各派領袖クラスも同調。さらに都議選前の政権の混乱を懸念する公明党も反対の意向を示したため、党役員人事を見送り、閣僚の補充人事にとどめた。　

(7月1日 時事通信)

　まあ、もともと大きな改造があるとは考えちゃいませんでしたが、それにしても、ぶっちゃけ「何か意味あるのか？これ」ですよ。大体にして、「経済財政相に林芳正前防衛相」って、

　「ダメだ。もう（総選挙には）勝てない」

　昨年の福田政権の内閣改造の時にも触れましたが、よりにもよってこの御仁をもう一度登用するって…人材の枯渇は、民主党だけの専売特許じゃないってことですか…？(^^;。

今日の一銘柄

• 野村ホールディングス（8604）：証券最大手で独立系。破綻した米リーマン・ブラザーズの人員を大量継承。業績予想は非開示。日興シティ信託を買収というのはいい材料。ついでだからYou、リーマンの連中、切っちゃいなよ。7/1日終値は前日比4円安の810円。7月第3週中の目標株価865円。向こう半年間の目標株価1,200円。

　ここで脈絡無く「2009年夏アニメ (Summer 2009 Anime Shows)」を紹介。

詳しい予想は週末にー＞今夏の新作。