野党「反原発で自民との対立軸を作ろうとしたら他党も同じだったでござる」「参院選では野党同士で票割れ起こして逆効果になりそうでござる」

ジレンマだねえ。今更自民に擦り寄るわけにもいかず、かと言って、自党で建設的かつ独自の対案を出せない、弱小野党ぞろいの悲しさか。

あと自民党はさ、今回の参院選で「単独」過半数を参議院で獲れることになったら、公明党離れをそろそろ本気で考えるべき。考えてみろ、日本の停滞が始まったのは、20年前に自民が衆参両議会で「単独過半数」を獲れなくなってからだぞ。その原因と結果に改めて想いを致せば、自ずと採るべき戦略は見えてくるはずだ。

自民、原発ゼロに反対=公明・野党は「目標」―幹事長討論会【13参院選】

与野党9党の幹事長らによる討論会が29日、大阪市内で行われ、参院選の争点となる原発政策や憲法改正をテーマに論戦を交わした。自民党を除く8党が「原発ゼロ」を目標とする方針を示したのに対し、自民党の石破茂幹事長は「ただ『脱原発』と国民を惑わすことを言ってはならない」と明確に反対した。

石破氏は「原発依存度は下げる」としながらも、安全を確保した上で再稼働を進める考えも強調した。これに対し、公明党の井上義久幹事長と民主党の細野豪志幹事長、みんなの党の江田憲司幹事長らは、「原発ゼロを目指すか」との問いにいずれも賛成と回答した。

細野氏は、安倍政権による原発輸出推進について「民主党政権は東京電力福島第1原発事故後、抑制的に対応した。安倍晋三首相を筆頭に売って回ることには違和感がある」と批判。江田氏は「原発を動かすほど増える核のごみの行き場は決まっていない。無責任だ」とし、共産党の市田忠義書記局長も「原発事故は収束しておらず、再稼働も輸出もあり得ない」と訴えた。

憲法改正の発議要件を衆参両院の3分の2以上から過半数の賛成に緩和するための96条先行改正については、石破氏と日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長が賛意を表明。一方、細野氏は「改憲には3分の2の同意を得る努力をすべきだ。先に要件を緩和するのは姑息(こそく)だ」と指摘し、与党の井上氏も「国民的議論が成熟して初めて発議できる」と慎重な姿勢を示した。

(6月29日 時事通信)

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