暫定政府は、ムスリム同胞団を非合法化した方が弾圧しやすいと考えているんだろうけど、それは間違い。混乱の種が分散して、内戦が全土に拡がるだけだ。止めといた方がいいと思うけどなあ。
【カイロ=工藤武人、酒井圭吾】エジプト暫定政府の報道官は17日の記者会見で、モルシ前大統領支持者の強制排除を受けた全土での衝突で、16~17日に173人が死亡し、1373人が負傷したと発表した。
報道官はまた、暫定政府がモルシ前大統領の出身母体であるイスラム主義組織、ムスリム同胞団の解散に向けた検討作業を進めていることを明らかにした。
同報道官によると、同胞団の解散はビブラーウィ暫定首相が提案した。解散命令が出されれば同胞団側の反発は必至で、エジプト情勢は一層混迷を深める可能性がある。
同報道官によると、16~17日にカイロ中心部だけで95人が犠牲になった。同胞団は、大規模デモで、モルシ派200人以上が殺害されたとしている。各地で治安部隊とモルシ派の衝突だけでなく、モルシ派を混乱の元凶とみる反イスラム主義の住民とモルシ派住民との間で戦闘も発生した。
モルシ派の約500人が立てこもっている、カイロ中心部ラムセス広場近くにあるモスクでは17日午後、包囲する治安部隊とモルシ派との間で銃撃戦が始まった
(8月17日 読売新聞)
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