「素敵な奇跡=世界を革命する力GET!」な訳ない第10話な件について

 主人公二人の「自然にきわどい」百合っぽさは、「少女革命ウテナ」に勝るとも劣らずだけどね。とりあえず、淫獣たちの秘密主義には、いい加減堪忍袋の緒が切れました!。グラスノスチ!グラスノスチ!。関係無いけど、乾いたサッカー言われて、中東サッカーのことかー!?と期待した神楽の心の花が思わず萎れた「ハートキャッチプリキュア!」。脚本:「今回シノげばマジ主戦入り!」米村正二御大、演出・絵コンテ:「主戦その1キター!」長峯達也御大、作画監督:「主戦その2キター!」馬越嘉彦御大という、まさに正規軍精鋭部隊投入な布陣だった第10話、「最大のピンチ!ダークプリキュアが現れました!」。

 で、結論、「タロウ経由、レオ行き」。まずは感想。

<アバン>

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  • 連戦連敗の砂漠の使徒ご一党。経営陣から現場まで一堂に会して、もう一度自分たちの基本方針と事業戦略を再確認(少違)。CEO・サバーク博士@CV楠大典氏の叱責に、軽口叩いていた現場担当・常務取締役その1・サソリーナさん@CV高乃麗女史、思わず「><」目。そこに口を差し挟むは、第1話以来久しぶりの発言、社外取締役・ダークプリキュアさん@CV高山みなみ女史。本社の常務取締役を一時的に配下として、主人公s打倒と心の種強奪に出撃。
  • 砂漠の使徒上層部の序列って、やっぱりよく分からんなあ。一応↑みたいな感じで把握しているんだけど、今回後々の描写から考え合わせると、完璧に序列外な存在の可能性もあるよな。「マイトガイン」のエースのジョーみたいに。
  • あと、キュアムーンライトさん@CV久川綾女史って、敵側からの評価も高いのな…あれ?キュアフラワーさん@CV坂本千夏女史は?(^^;。というところで、アバン終了。

<OP>

  • 自然、バロキュアさんと月影ムーンライトさんに目が行ってしまうOP。
  • OPのマリンダイナマイト(仮)。まさかこれが本当に以下略。
  • 丸美屋さん。創業50周年おめでとうございます。

<Aパート>

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  • 主人公s仲良く勉強中。あんたら、本当に仲ええのう(´∀`)。つか、来海えりか嬢@CV水沢史絵女史。相方にボディタッチし過ぎだ。いいぞ。もっとやれ。
  • 理系の天才肌&気分屋な夫・えりか嬢に振り回される、文系の努力肌&几帳面な妻・花咲つぼみ嬢@CV水樹奈々女史。何だかんだと付き合いよろしく、公園デート散歩。なんというラブラブ夫婦ぶり。それでもまだ足らぬ!とおっしゃられる月影ゆり様@CV久川綾女史、ラブに対する要求水準高いよなあ(^^;。
  • 今日のデート散歩先となった丘の上の公園は、第1話でつぼみ嬢が淫獣と衝撃的(物理的にも比喩的にも)な出会いを果たした思い出の場。一時的に巨乳になったのにまで言及しないのは、夫への愛ゆえか?。そんなことはさておき、仲間外れにされて拗ねるえりか嬢可愛いのう。あと淫獣。おまいら本当は何も知らんのではなかろうな。…もし知っていて、今回の薫子さんのように韜晦&無言を貫いているだけなら凄いけど。
  • ココロパヒューム、ブルーの効果は「癒し」。今回は販促用小道具程度の露出だけど、いつか主人公sの心がフォースの暗黒面に堕ちるようになったら、最後の手段として役立つ時も来るんだろうか?。
  • 期せずして、砂漠の使徒と同じく自分たちの使命を再確認するつぼみ&えりか。「親友」「信じる心」の連呼がBパート以降に繋がるアレフラグなのは、Needless to say。
  • そんなイチャイチャ百合ップルにちょっかいをかけるのは、ぜってー嫉妬に狂ったサソリーナさんだと思っていたら、まさかの3度目の登場・「りんちゃんさんMk-II」上島さやか嬢@CV渡辺明乃女史。第3話から頑張って、めでたく女子サッカー部を立ち上げたというから凄い。夢に向かって着々とですか。どこかの悪の組織と雲泥の差だなー(笑)。そりゃサバーク博士も怒りたくなるわ(…他人事じゃねー)。

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  • そして、サソリーナさんのこの笑顔ー!すごいぞこの人はー!(NRうえだゆうじ)。一応過去の襲撃対象者データは把握しているのね。意外と真面目に仕事してるんだ。そして、そのデータを活かして作戦を立てるバロキュアさん。うーんこの人も真面目だ。スカートは短すぎるけど。
  • なんとここでAパート終了ならぬサブタイ。いつもならここでAパート終わってるのに、なんというイレギュラー。

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  • バロキュアさんの作戦に従い、明堂学園中学女子サッカー(フットサル?)部を襲撃する、変な中学生五人組。どうみても、三十路女とアヤシイオカマ集団です。本当に以下略。挙句に作戦名は「砂かけ」。ないわー。さらに「ないわー」なのは、りんちゃんさんのショートに大人げなくATフィールド展開防御するバロキュアさん。そして眼力アタック。なんという少林サッカー。プリキュアの評判下げる云々以前に、少しは空気読もうよ。年上なんだから。
  • 健闘空しく今回も酷い目に会ってりんちゃんさん散る。で、Aパート終了。

<アイキャッチ&CM>

  • 何故に「ぜんまいざむらい」?>マック。

<Bパート>

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  • サソリさん、ズルズルと小物路線まっしぐら。スナッキーさん、本業・破壊工作活動にやっとデビュー。あれ?逃げ惑う一般ピーポーの中に1-3話の人形っ子もいたような。そしてバロキュアさんは相変わらず大人げない。
  • そんな彼女らによるニセプリキュア騒動と花の悲鳴を聞きつけ、というか、おびき出された主人公s。とりあえず、ムーンライトさんを勝手に殺すのヨクナイYO>つぼみ嬢。
  • バロキュアさん、主人公sに初名乗り。え?「作られた」ってどーいうこと?。貴女は純正プリキュアじゃないのか?。本当に「新造人間」だとか?。それはさておき、目的の有無って、そちらさんの無法に対する反撃戦力としての活動に限定しても、「プリキュアの存在価値」ってそんな頭ごなしに否定されなきゃいかんもんかなあ?。そんないきなりの禅問答にあたふたする娘たちに、変身前にもかかわらず攻撃を仕掛けるバロキュアさん。本当にこの人は大人げない。
  • 変身前の主人公s、当然の惨敗でまず黒星1つ。淫獣は拉致られて、心の種と交換用の人質にされるという体たらく。

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  • 場面は正義の本拠地・植物園に。罠と知りつつも生身での奪還作戦に向かおうとするつぼみ&えりか。そりゃ正義の味方とすれば、そうするしかないんだろうけど…なんか違うよなあ。なんで自分たち「だけ」でなんとかしようと思うかなあ。自分たちの信頼関係「だけ」で物事なんとかなると思うかなあ。闘う目的をそれ「だけ」に限定しようと思うかなあ。
  • 今回沈黙を貫いた薫子さんの表情が、腹に一物ある感じでなんかいやーん。「あの子達の次の成長のためには、一回叩きのめされるのも必要ね」な感じで。
  • 挙句に「いつからいたんだこの人は!?」月影ゆり嬢ときたら、二人の友情にいきなりダメだしするわ、その意味を尋ねたえりか嬢に「それくらい自分で考えなさい」と言い放つわ、こちらも旧・相方同様に大人げない。まあ、成長途上の後輩に厳しく接するのは、先輩の役目の一つではあるけどさ。
  • 今回の心の花は「ゼラニウム」。花言葉は「真の友情」。んー。いかにも過ぎる。

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  • 主人公s、淫獣奪還作戦開始。と言っても、ただの特攻。いくらなんでもありえない無謀。砂漠の使徒側は先方が生身と分かっているから、当然、通常戦力(スナッキー)の大量投入という正攻法で対応。あっという間に主人公sは袋のネズミで、その貞操もとい命は風前の灯。
  • 先週の助っ人予想その1・絶望仮面様がここで登場。それも学生服姿。淫獣奪還&主人公sに手渡して、そのまま退散…あれ?。とりあえず、第6話に続き、サソリーナさんの状況認識力は一々正しい。
  • 淫獣GETのつぼみ&えりか嬢、早速W変身、本格バトルスタート。正統派組手のキュアブロッサム、野生の本能・無手勝流のキュアマリン、強過ぎ&可愛すぎ。特にマリンの「おうさ!」「にゃっ!」「やるっしゅ!」の破壊力は抜群すぎ。サソリーナさんの物量作戦をモノともせず、スナッキーさん達を千切っては投げ、千切っては投げるプリキュアペア。ラストは、OPのマリンの大技・タロウダイナマイトプリキュア大爆発・Twin ver.で、サソリーナさん以下掃討完了。中でも一番破壊力があったのは、技放出前、手を握り合った二人の(以下略)なのは秘密だ!。

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  • しかし、ここでやっぱり空気を読まないバロキュアさん。リベンジをかましに来た主人公sのアイデンティティを再び否定し、決め技のプリキュア・フローラルパワー・フォルティシモを跳ね返し、ついでに変身の強制解除という悪逆非道の限りを尽くしまくり。全く酷い。大人げない。でも、それも後輩(?)に対するツンデレの一種と思えば腹も立たない。だからもっとやれ。
  • 下着一枚姿にされて反撃もままならない(そりゃそーだ)主人公s、黒星2つ目。ブロッサムが堪忍袋の緒を切る間もなく、マリンが決め台詞が叫ぶ余裕もなく、バロキュアさんにトドメを刺されようとしたその刹那、先週の助っ人予想その2の月影ゆりさんが再び登場。
  • かつての相方相手に、無言の介入&「ここは見逃してあげてダーちゃん♪」とアイコンタクトするキュアムーンライト(多分)さん(注:一部表現に誇張あり)。対する「♪目と目で通じあう、そういう仲な二人だし♪」なバロキュアさんは、笑顔を返してそのまま撤収(注:一部表現に誇張あり)。お約束な展開だけど、だが、それがいい。あとはもも姉@伊藤静御前との三角関係が、いつ修羅場を迎えるかだな。
  • バロキュアさんを見送る月影ムーンライトさんの手の中には、割れたプリキュアの種。残されたのは敗北感に打ちのめされ未だ足腰の立たない主人公s。それにしても、バロキュアさんの「お前たち(主人公s)を倒せば私が本物だ」ってどういう意味なんだろーな?。

<ED>

  • だから、実写CM挿入いらねー!。後にしろよ!後に!。
  • それにしても、原画陣、馬越御大以外にも作監レベルゴロゴロの〆て17名とか…!。

<次回予告>

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  • 今回ラストのシリアス&ズタボロ感とは対照的に、明るくポジティブに捲土重来を目指す主人公s。しかし、そこで何故カンフー?。いつき生徒会長@CV桑島法子女史との関係を考えれば、合気道の方がよかったんじゃね?。もしかして、ウルトラマンタロウな大爆発じゃバロキュアさんに勝てないのが分かったから、今度はウルトラマンレオなカンフー技で勝負だ!…って、20代以下には絶対わからないボケをするなよ!自分!。
  • とりあえず、カンフーモノに黄色のトラックスーツは欠かせないよね!な次回ハートキャッチプリキュア!第11話、サブタイトル「アチョー!!カンフーでパワーアップします!!」。修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ…(以下ループ)。

 今回の第10話。9話までの「どれみ風プリキュア」と比べると、「プリキュアらしいプリキュア」なエピソードでした。デザトリアンによる公開処刑タイムも被害者の成長ストーリーもなく、ついでに淫獣のUNKOタイムもなかったし(キャラの成長描写は共通項)。前回に続いてバトルシーンの演出は流石でしたが、現状説明&布石回ということもあり、展開的には普通というか定番。詰め込み過ぎてもしょうがない、か。「HCプリキュア」らしいはっちゃけショーは、次回のお楽しみということで。

 ここで「[東方手書き]幻想バトルロワイアル プロローグ」を紹介。


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東方系は良MAD多し。

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