トランプ米大統領がマッケイブFBI前副長官をクビにした件について

CNNはじめ米国の主要メディアが、日本時間の朝からエンドレス報道中なこの事件。

 さもありなん。ティラーソン国務長官やゴールドスタイン国務次官、マクマスター大統領補佐官。最近立て続けに開催されている米政権上級スタッフの解任&解任予告劇 by ホワイトハウスだが、今回、セッションズ司法長官を公の矢面に立たせたアンドルー・マッケイブFBI前副長官のケースは、これまでの演目の中でもテキメンに醜悪だ。

ロシア疑惑を巡る捜査のゴタゴタと当時のコミーFBI長官の詰め腹辞任から約1年。ネチネチとマッケイブを苛め抜いて、彼が年金受給資格を得られる2日前に即時解雇という「懲罰人事」を発動させるとか、どんだけ粘着質な小心者なんだよ。ドナルド・トランプ71歳は。引くわー。超引くわー。

長年働いたFBIを追い出され、年金を減額され、名誉を傷つけられた、今や一般人のアンドルー・マッケイブ氏。もう遠慮する必要ないんだから、米国大統領相手の大喧嘩を始めたところで誰も止めはしない。復讐するはYouにあり。

1972-74年のウォーターゲート事件でニクソンにトドメを刺したのは、内部情報提供者「ディープ・スロート」ことマーク・フェルトFBI副長官(当時)の存在だった。その歴史が肯定されている2018年であれば、ロシアゲート事件でトランプの首を掻っ切るのが、再びFBI副長官だった人物であっても問題ないよな。つか、

やったれやったれ。40余年前の大先輩に続いてみようよ、アンドルー。

米司法長官、マッケイブFBI前副長官を即時解雇-退職の2日前

セッションズ米司法長官は16日夜、アンドルー・マッケイブ連邦捜査局(FBI)前副長官を解雇した。マッケイブ氏は2日後に年金の満額受給資格を得て退職する予定だったが、同長官は即時免職処分を決めた。

セッションズ長官は声明で、司法省当局者らを欺いたとしてマッケイブ氏を即時免職とすべきだとするFBI職務責任局(OPR)の勧告を受け判断したと説明。「FBIは全ての職員に最高度の正直さと誠実さ、説明責任を期待している」とコメントした。

トランプ大統領らは、私用電子メールサーバー問題でFBIがクリントン元国務長官を訴追に相当しないと判断した際にマッケイブ氏が果たした役割などを非難。FBIに在籍22年のマッケイブ氏は副長官を1月に辞任し、休職入り。18日に正式に退職する意向だった。

(3月17日 Bloomberg)

ここで「ちょっぴり東方四季家」を紹介。


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どうして今のホワイトハウスの皆さんは、本作のリリーホワイトさんちのように仲良くなれないのだろうか。やっぱ、家長の出来の差かなあ。

 

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