「道具」が揃い過ぎている民泊の怖さ ~ 大阪の民泊で米国男性と同宿していた20代日本人女性が行方不明

拉致りたければ、睡眠薬と結束バンド。殺したければ、包丁一式。死体をバラしたければ、広い居間と水を使い放題の浴室。必要な道具とインフラが全部揃っているor揃っていて不自然じゃないからなあ。民泊に使われる住宅には。

16日未明、周辺の防犯カメラに同容疑者と女性とみられる2人が並んで歩き、一緒に建物に入る様子が映っていた。その後は女性の姿を確認できず、同容疑者らしい男が1人で大きなバッグを持って建物から出る映像があった。

記事にある大きなバッグとはキャリーバッグ。バイラクタル容疑者は、そのバッグを引いて民泊先のマンションを何度も出入りしていたとのこと。

普通の拉致や人身売買なら、バイラクタル容疑者が何度もマンションを出入りする必要はない。行方不明女性がキャリーバックに入る小柄な体格だとしても。複数回は要らない。

警察はバイラクタル容疑者を締め上げるよりも先に、マンション室内のルミノール反応を確認した方がいい。多分、その方が話は早い。

もっとも、今回の「現場」は、ビニールシートからサンポールまで、ルミノール反応隠しの道具が偶然揃っていても全然不自然じゃない「住宅」だから、鑑識作業が空振る可能性も微レ存だけど。怖いね「民泊」。

<民泊監禁>逮捕の米国籍容疑者 SNS通じ女性と接触か

兵庫県三田市の女性会社員(27)が今月中旬から行方不明になり、この女性を大阪市内のマンションの部屋に閉じ込めたとして、兵庫県警が米国籍の男(26)を監禁容疑で22日に逮捕したことが捜査関係者への取材で分かった。男は観光旅行中で「民泊」として使われているマンションに約1週間前から滞在し、女性と最後に会った人物とみられる。県警は女性が事件に巻き込まれたとみて男に詳しく事情を聴き、女性の行方を捜査している。

捜査関係者によると、男はバイラクタル・エフゲニー・バシリエビチ容疑者。「分かりません」と容疑を否認しているという。

兵庫県姫路市に住む女性の母親が、三田市内の女性の勤め先から「欠勤している」と連絡を受け、今月17日に県警姫路署に行方不明者届を出した。

県警の捜査で、女性は15日に知人に「知り合いの男性と大阪で会う」と告げていたことが分かり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて同時期に接触していたバイラクタル容疑者が浮上した。

バイラクタル容疑者は今年1月に来日し、今月12日ごろから監禁現場とされる大阪市東成区のマンションに滞在していた。16日未明、周辺の防犯カメラに同容疑者と女性とみられる2人が並んで歩き、一緒に建物に入る様子が映っていた。その後は女性の姿を確認できず、同容疑者らしい男が1人で大きなバッグを持って建物から出る映像があった。

県警は女性の携帯電話の通信状況を調べたが、現場付近で電源が切れた状態になっていた。23日までに行われたマンションの家宅捜索でも女性の持ち物や遺留品はなく、バイラクタル容疑者が持ち出したバッグも発見されていない。県警は同容疑者が事件の発覚を恐れ、事件に関係するバッグを処分した可能性があるとみている。

マンションはJR森ノ宮駅の東約400メートルの住宅密集地にある。大阪市などによると、旅館業法の許可や国家戦略特区による民泊の認定を受けておらず、1泊数千円で貸し出されていたとみられる。【黒川優、目野創、高嶋将之】

(2月23日 毎日新聞)

 

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