午後11時50時点で結果は出きっていませんが、自公69~70・改憲77~78というところでしょうか。「与党過半数」はともかく「改選後の改憲勢力2/3(162議席)」は、非改選勢力の無所属勢力を取り込んでキリギリのライン。正直、いまいち勝ちきれなかった感があります。
第24回参院選最終予想~「自公75・改憲84/121」な件について(2016/7/9)
一人区で自民が落とすのは、岩手・宮城・山形・長野・福島・沖縄の6ケ所。
実際は、この6ケ所に加えて、青森・新潟・山梨・三重・大分が食われて11ケ所。政権与党としては、負けに等しい、一人区21勝11敗。
この11ケ所に愛知や東京を加えて、共産党の勢いにブレーキがかかった地域や地方豪族・有力者の遺産が使える選挙区、そして青森や新潟、三重、大分のように僅かでも勝機がある戦場で、がむしゃらに票を獲りにいった、民進党や統一勢力の執念を甘く見ておりました。
「勝ちはした。勝ちはしたが、勝ちきれなかった」
腐っても先の政権与党が母体にして野党第一党の民進党。侮るべからず。与党と改憲勢力は、明日から出直しだな。
参院選 与党で改選過半数確保 改憲勢力3分の2うかがう 野党共闘伸び悩む 現職2閣僚は落選
安倍晋三政権への評価が争点となった第24回参院選は10日、投票が行われ、即日開票された。自民、公明両党は改選121議席の過半数を確保し、政権基盤は強化される見通し。野党側は民進、共産、社民、生活の4党が32の「1人区」で候補者を一本化して臨んだが、民進党が改選数を大きく下回るなど伸び悩んだ。
焦点の憲法改正では、国会発議に必要な3分の2(非改選と合わせて162議席)に必要な74議席を、自民、公明両党とおおさか維新の会などの改憲勢力が確保する可能性がある。
自民党は1人区で堅実な戦いをみせたほか、複数区でも東京、千葉で2人当選を確実にし、比例代表を含め改選数を上回った。ただ、岩城光英法相(福島)と島尻安伊子沖縄北方担当相(沖縄)の現職閣僚2人の落選が確実になった。
首相は10日夜のテレビ朝日番組で、内閣改造について「参院議員の任期は7月いっぱいある。経済政策の策定状況をみながら判断したい」と述べ、8月にも実施する考えを表明した。
公明党は候補者を擁立した7選挙区すべてで当選を確実にし、比例を合わせて議席を伸ばした。
民進党は岡田克也代表の地元の三重などで議席を確保したが、選挙区、比例ともに大幅に勢力を減らした。共産党は東京で議席獲得を確実にしたものの、他の選挙区は苦戦を強いられた。野党が一本化した無所属候補は岩手、山形、沖縄で当選を確実にした。おおさか維新の会は地元の大阪で2議席を確保、比例を加えて改選数を上回る公算だ。
投票率(選挙区)は共同通信社の午後9時現在の推計で54・06%。前回の平成25年参院選は52・61%。
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