「反プーチン」ボリス・ネムツォフ氏が暗殺された件について(2015/2/28)
ネムツォフ氏がウクライナ側協力者と一緒にいるところを狙って、車で追い越しざまにフルオートで6-7連射。うち4発をターゲットに命中させて逃走。間違いなくプロの仕事やね。軍人か秘密工作員関係の訓練を受けた類の。
暗殺者=ただの犯罪者崩れじゃないという点では納得だけど、チェチェン共和国内務省所属の人間ってのが、ちょっとあからさま過ぎてなあ。「黒幕プーチン」の仕業にしても「黒幕プーチンに見せたがっている真・黒幕」の筋書きにしても、脚本が雑すぎないか?
現実は小説より奇ではあっても、複雑ではないのかも知れない。しかし、こんな単純なオチじゃ、却って国内外の世論に疑心暗鬼の渦を生むだけだろうに。ああ、それこそが目的なのかな。「真・黒幕を操る誰かさん」の。だったら納得。
【モスクワ時事】ロシア南部・北カフカス地方のメディアなどは7日、プーチン大統領を批判してきた野党指導者、ボリス・ネムツォフ元第1副首相(55)暗殺事件で拘束された2人のうち、ザウル・ダダエフ容疑者について、チェチェン共和国内務省所属の現役軍人だと伝えた。隣のイングーシ共和国で拘束されたという。
実行犯の1人は、モスクワのクレムリン(大統領府)脇を知人女性と歩くネムツォフ氏に、背後から銃弾4発を命中させた。銃の扱いに慣れた人物と疑われるが、発砲したのがダダエフ容疑者だったかどうかは不明。
ダダエフ容疑者は内務省部隊「セーベル(北)大隊」所属。この部隊は、チェチェンのカディロフ首長の私兵組織として2006年に創設された。カディロフ首長はプーチン大統領に絶対的忠誠を誓っており、事件の背景をめぐり臆測を呼びそうだ。
地元メディア編集長は「容疑者の背後に、チェチェンにつながる指示役がいることを示す」と指摘。ロシア政府系メディアがウクライナ情報機関の関与説などを唱えたことについて、「外国陰謀説は信ぴょう性がない」との見方を示した。
(3月8日 時事通信)
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