インドの火力発電所で爆発事故な件について

ボイラーの下の火炉に何らかの理由で灰が堆積し、内部の圧力が増加したことが爆発につながったとの見解を示している。

インドでは、遠隔地での管理不備や資金不足などが原因で、電力供給関連の事故が多発している。

　設備の構築は勢いでやれても、運用の体制が整わないとこういう事態が起こる。インドや中国だけでなく、最近は日本やドイツですらそうだけどな。その意味で、インフラの新設とメンテナンスのバランスが絶妙だった古代ローマは、21世紀の我々より優れていたんだなあと、今更ながらに感心する。

インド発電所で爆発、16人死亡最大100人負傷

【11月2日 AFP】（更新）インド北部ウッタルプラデシュ（Uttar Pradesh）州の石炭火力発電所で1日、爆発が起こり、少なくとも作業員16人が死亡、数十人が重度のやけどを負った。警察が発表した。

　爆発があったのは、同州ラエバレリ（Raebareli）地区にある国営火力発電公社（National Thermal Power Corporation）運営の発電所。インドのPTI通信は同州当局の話として、最大100人が負傷したと伝えた。

　同州の州都ラクナウ（Lucknow）の警察当局は、ボイラーの下の火炉に何らかの理由で灰が堆積し、内部の圧力が増加したことが爆発につながったとの見解を示している。

　インドでは、遠隔地での管理不備や資金不足などが原因で、電力供給関連の事故が多発している。

　10月31日夜には西部ラジャスタン（Rajasthan）州でも、結婚式の会場近くで電力変圧器が爆発し、妊婦1人を含む少なくとも13人が死亡する事故が起きていた。

　インドの国家犯罪統計局の最新統計によると、同国では2015年に1万人近くが感電死している。(c)AFP。

(11月2日 AFP-BB)

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