逮捕した連中の、一見どうでもいい情報がダラダラと報道機関に流され続ける理由としては色々あるが、今回のケースだと、本件関係者のうち逮捕・補導していない未成年残党連中へのメッセージだな。神奈川県警からの。
これまでも報道されているように、今回のDQNグループは事々にLINEで連絡を取り合っていた。そして、最初に逮捕された3人は、最初口をそろえて事件への無関与を主張していた。普通に考えれば、上村君事件の発覚後、物理的な接触が難しい中、グループの連中は口裏合わせも含めた連絡をLINEでやっていたんだろう。
そして、警察は、そのLINEでのやり取りのうち3少年に関する部分を、次々にメディアへとリークしている。昨日のエントリーでも挙げたように、3少年のうち2人が1日ももたずにゲロし始めたことを、彼らの具体的なコメント込みで報道させている。
この神奈川県警のメディア戦術のターゲットは誰だと言えば、上記の通り、残党連中だろう。「君たちの事件前後の行動はLINEも含めて把握しているよ。報道で3少年についてバラシている通り」「口裏合わせしてもムダだよ。3少年のうち2人はもうゲロしたよ。君たちのことも」というメッセージを流し、残党連中へプレッシャーをかけることが目的だろう。つまりは、
「ネタは上がってるんだから、これ以上手間かけさずにさっさと出てこい」
ってことだ。事態の本質的な解決はともかく、捜査の早期終了は、残党の皆さんと神奈川県警、そして地元住民の大半にとってそれぞれにメリットのある話だ。残党が何人残っているかは知らないけど、少しでも心象良くするためにも、下手な小細工無しに手近の警察屋さんに飛び込んだ方がいいと思うけどな。
その時は、別件&別グループの話ではあるけれど、上村君事件の前日にあった野毛山公園でのリンチ事件について知っていることがあったら、それを手土産にするとポイント高いかもね。マジおすすめ。せめて、その位は世間の役に立とうよ。
川崎市の男子中学生が殺害された事件で、逮捕された少年3人のうち、事件の翌日、17歳の1人の名前でインターネットのLINEに「何でこうなったんだよ」などと書き込みがあったことが分かりました。17歳の2人は「18歳の少年の指示で中学生の服を燃やした」などと話していることが捜査関係者への取材で分かり、警察は書き込みがあったいきさつなどを慎重に調べています。
川崎市の中学1年生、上村遼太さん(13)は、先月20日、多摩川の河川敷で首を刃物で刺されて殺害され、警察は18歳と17歳の少年2人の合わせて3人を殺人の疑いで逮捕しました。
事件が起きた翌日、17歳の1人の名前で、インターネットのLINEに「何でこうなったんだよ」とか「もう俺のせいだよ」「もう会えないと思うとめっちゃ悲しいよ」などと書き込みがあったことが分かりました。
この事件では、現場近くの公園のトイレで、上村さんの衣服や靴が燃やされていますが、捜査関係者への取材で17歳の2人は殺害への関与を否認する一方、このうちの1人が「18歳の少年の指示でライターで火をつけて燃やした」と供述し、もう1人も同じ内容の供述をしているということです。警察は書き込みがあったいきさつなどを慎重に調べています。事件について18歳の少年は「当時のことは今は話さない」と答えているということです。
(3月1日 NHK)
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