石原慎太郎は引退、園田博之とアントニオ猪木は一足早くトンズラ、田母神俊雄は事務所の使途不明金問題やらなんやらでアップアップ。平沼赳夫や松沢成文らは健在だが、ジリ貧な党勢を盛り返すだけの力は既に無い。そんな次世代の党から「日本一のコウモリ野郎」中田宏が逃げ出すのは、必然的な流れだったと言える。
昨年末の衆院選での惨敗はともかく、石原閣下引退前後の同党の求心力低下を読み切れなかった中田を殊更に哂おうとは思わない。昨年6月の「日本維新の会」分裂時点では、おいらも今の状況を予想できなかったし。
もちろん、逆の考え方もあるよね。中田宏や松沢成文といった竹中平蔵シンパで、三流な新自由主義の連中が入り込んだからこそ、次世代の党は「劣化版自民党」に変質し、弱体化したという考え方。正直、どっちの見方が正しいか、おいらには分からない。
とりあえず、「メリットもないのに、これ以上、江口克彦と付き合い続けるのは嫌!by中田」な心境だけは、よっく分かるけど。
それはさておき。
今回の離党に至る背景事情。その真相は分からない。分からないけど、分からないなりに、中田が次世代離党に際して発したコメント、
しばらく選挙と政党から距離を置いて、社会活動に重きを置きたい
こいつについてだけは、流石にこういう気分になっちゃうね。
政界風見鶏で保身ゲームやってる分は生暖かくスルーできるけど、よりにもよって「社会活動したい」ですか。「開国博Y150」とゴミ処理問題で適当ぶっこいた施策を強行して、横浜市市民に迷惑かけまくった人間が、よくこんなことを言えたもんだな。なあ「みどり税」の元凶の人。
今度は何だ? カジノ利権に代わる藤木幸夫への貢物ネタを、「選挙と政党から距離を置いて」個人的に、どっかで仕入れる見込みでもできたのか?。要注意、要注意。
次世代の党で国対委員長を務めた中田宏前衆院議員が同党に離党届を出し、受理されていたことが21日、分かった。中田氏は衆院議員を経て横浜市長を務めた後、平成24年12月の衆院選で旧日本維新の会で当選。その後、次世代に参加し、昨年の衆院選で落選した。
(2月21日 産経新聞)
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