「ランエボ」は「ギャラン」の、「インサイト」は「CR-X」の、「レガシィ」は「レオーネ」のDNAを受け継いで、それを発展させて、今日に至ったと思ってる。時代や経営環境とともに、車種や用途や客層は変わってゆくだろうが、「ランエボ」以下の名車のDNAは、かつての自分たちに対してがそうであったように、次の名車の卵たちへ引き継がれ続ける。
それでいいじゃないか。それがクルマの「改造」もとい「改二」もとい「進化」ってもんだろ。
「ランサーエボリューション」「インサイト」「レガシィ ツーリングワゴン」…。かつて一時代を築いた名車の生産が相次いで終了する。終了を惜しむ声も多いが、各社とも近年は戦略車を別車種に移したことが大きい。車種の選択と集中を進める中で、役目を終了させ、区切りをつけるとの決断を下した。
三菱自動車は、ラリースポーツで活躍したことで人気を高めた四輪駆動のスポーツ車「ランサーエボリューション」の生産を10代目の現行モデルで終了する。平成4年の発売後、自動車ファンに「ランエボ」の愛称で親しまれ、累計15万1000台を販売した。ただ、25年の販売は3500台まで減少。経営再建中の同社は、プラグインハイブリッド車(PHV)など環境対応車に経営資源を集中する。
ホンダは、ハイブリッド車(HV)「インサイト」の生産を2月末で終了。11年11月に発売し、トヨタ自動車との燃費競争に真っ向勝負を挑んだ車として知られた車だった。現在はその役目を小型HV「フィット」に譲っているうえ、7月発売を控えるHVの小型セダン「シティ」が実質の後継車種となることで生産終了を決めた。
富士重工業は、主力車「レガシィ」のうち、ワゴンタイプの「ツーリングワゴン」を廃止する。元年の発売以来、アウトドア向けの「RVブーム」を先導してきたが、米国仕様向けに合わせ大型化してきたことで販売が低迷。レガシィの主力がスポーツ用多目的車(SUV)やセダンに移ったことで、その役目を終える。後継車として一回り小さい「レヴォーグ」を開発し、今年6月から発売。欧州や豪州で売り出すことも検討している。
一方で、長期間にわたり主力車として活躍してきた車種の廃止は、それぞれの社員にとってもショックは大きい。入社のきっかけだった社員もいるためだ。特に三菱自のランエボは同社の技術力の象徴であったことに加え、社員の求心力を高める車との位置づけでもあっただけに社内でも反響を呼んでいる。(飯田耕司)
(5月6日 産経新聞)
ここで「【MAD】千夜ちゃんが変態な「ご注文はうさぎですか?」 #1」を紹介。
アリアの魂も千夜ちゃんに引き継がれ…ん?んんん?
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