ウクライナの政界で、プーチン大統領と丁々発止の「取引ができる」数少ない「危険人物」。それが彼女、ティモシェンコたん。
今から見えそうだ。ウクライナ丸ごと手土産にして、「表で欧米とロシアの緩衝地域としての同国を演出する代わりに、裏で欧米とロシアの双方から彼女自身が援助を受ける密約を取り付ける」姿が。そして、それに乗るプーチンの薄笑いが。
これからの2ヶ月間、キエフを除くウクライナの大都市(例:オデッサ)と、東部地域の票が、ティモシェンコ関連でどう動くかに注目。クリミア半島問題?。「終わっている話」は、もうどうでもいいよ。
【モスクワ田中洋之】ウクライナのティモシェンコ元首相(53)は27日、5月25日の大統領選に立候補すると表明した。自ら率いる新政権の第1与党「祖国」が29日に開く党大会で党の大統領候補として承認される見通し。
最新の世論調査によると大統領選出馬予定者の支持率は外相などを務めた無所属のポロシェンコ最高会議(国会)議員(48)が24.9%でトップ。第2与党「ウダル」のクリチコ党首(42)が8.9%で続き、ティモシェンコ氏は8.2%と3位にとどまっている。
ティモシェンコ氏は首相時代の職権乱用罪で禁錮7年の判決を受け、ヤヌコビッチ前大統領が追放された政変で先月22日に釈放された。ドイツで治療を受けた後、今月19日に帰国していた。
(3月27日 毎日新聞)
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