「遠心分離機は原因じゃない」エバークリーン爆発事故な件について

他の記事では、「遠心分離機の回転によって生じた熱が気化した廃油(主にエンジンオイル)に伝わり、引火した可能性がある」というコトだけど、正直ホントかなあ?と考える。

 記事の「引火」は、厳密には「発火」のことを言っているんだろうが、遠心分離機という構造上開放されている空間の中で、エンジンオイルが機械の回転によって生じたエネルギーだけで発火点(350度以上)に達し、更に、閉鎖空間での爆発ならともかく、開放空間での燃焼だけで、500m離れた建造物のガラスも吹き飛ばす衝撃波を生むとは、ちょっと想像できない。

やっぱり、事故原因はこれじゃないの?

(爆発前に)ガソリンが気化したような臭い

廃油の中にガソリンが相当量含まれていて、それが、廃油からの不純物分離作業の前か作業中に揮発して、建物内に充満。機械の火花か静電気で「引火」して「爆発」。例えば、この手の映画でありがちな。

廃油再生工場爆発、タンク周辺で重点的に検証

千葉県野田市二ツ塚の廃油再生処理工場「エバークリーン千葉リサイクルセンター」で発生した爆発事故で、県警は16日午前、消防と合同で工場の現場検証を始めた。

県警は午後に野田署に特別捜査班を設置し、60人態勢で業務上過失致死傷容疑で事故原因の究明を進める。

県警によると、事故では、工場を運営するエバークリーン(本社・東京都千代田区)の社員2人が亡くなったほか、この工場内で作業をしていた7人が重軽傷を負った。さらに近隣工場にいた11人も手などに軽傷を負ったことが新たに判明した。

重傷の2人は、県警に対し、「(爆発前に)ガソリンが気化したような臭いがして、窓を開けながらエンジンを止めたら爆発した」と話したという。

捜査員ら約40人は同日午前10時から現場に入った。廃油を蒸留して再生油に精製する蒸留施設が爆発元とみられ、油の中の不純物を取り除く過程で煙が上がったとされる2階の遠心分離器のタンク周辺で重点的に検証を進める。

(11月16日 読売新聞)

多分、ガソリンスタンドから廃油を回収した時点で、この爆弾を抱えていたんだよ。GSって、エンジンオイルやガソリンだけじゃなく、軽油や灯油等も扱うじゃん。エンジンオイルだけをキチンと分別して、回収に協力してるとは…ねぇ?。

て、ことはアレか。自社の機械が原因な事故であればもちろん、GSからの廃油回収というビジネスモデルにもともと難があったのだとすれば、エバークリーンの廃油リサイクル事業の再開には、「出直し」のための時間が相当必要ってコト。先行き大変だね。

ここで「【東方MMD】ねたんで!パルスィさん」を紹介。


D

溢れ出るシャフト臭。そういえば、あと一月もすれば、しっと団の聖戦日か。今年もそろそろ終わりが近づいてきましたよ、と。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です