これも一種の「別れ話のもつれによる殺害」だろうか? ~ 競優牧場の競走馬射殺事件で、同牧場の経営者・榊明彦が逮捕される

榊容疑者は容疑を認め、「弁解することはない」と供述しているということです。

 犯行の動機は何だったんだろうな。普通に考えると、

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「ここが債権者共のモノになるなら、みんな死ぬしかないじゃない!」

「おまえも!俺も!」

 男女関係でよくある、大切に思っていた物への執着が引き起こした悲劇の類だが。さて。カネに困った挙句の保険金狙いの可能性もあるが。

 榊容疑者が殺した競走馬の詳細は知らないけど、牡の1歳馬か。ローレルゲレイロかブラックタイドが父親の4頭のどれかと推察。心中の相手であれ、詐欺の小道具であれ、渡したくなかったんだろうなあ。他人の手には。

 一方で、ヨハネスブルグとサチノスイーティーの子を殺せなかったのも、何となく分かる。殺した馬と、殺せなかった馬。どっちを見ても業を感じるねえ。

新冠町 競走馬射殺容疑で逮捕

 ことし2月、日高の新冠町の牧場で競走馬2頭が銃弾によるとみられる傷を負って死んでいるのが見つかった事件で警察はライフル銃で馬を射殺したとしてこの牧場の経営者の男を銃刀法違反などの疑いで逮捕しました。

 逮捕されたのは、新冠町朝日にある「競優牧場」の経営者、榊明彦容疑者(60歳)です。

 警察の調べによりますと、榊容疑者は、みずからが経営する牧場でライフル銃を使って飼育していた競走馬2頭を射殺したとして、銃刀法と動物愛護法違反の疑いが持たれています。

 榊容疑者は容疑を認め、「弁解することはない」と供述しているということです。

 この牧場では、ことし2月、デビュー前の若いオスの競走馬2頭が、わき腹や頭部に銃弾があたったような傷を負って死んでいるのが見つかり、当時、榊容疑者みずからが警察に通報していました。

 警察によりますと、この牧場は現在、破産手続き中だということで、警察は、榊容疑者が自分の牧場の馬を射殺した動機や、当時のいきさつを詳しく調べています。

(7月18日 NHK)

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