小沢一郎の神輿は今度も「軽くてパー」だった件について

 せっかく自分から無役で裏方に徹するって言ってるのに、当の党首が「党運営の中身は小沢さん&旧・生活にお任せします」なんて、ニコニコ動画の生放送で言い切ったら、全てオジャンじゃん。何のために自分が党首に担がれたのか、嘉田女史は全く理解していないか、理解していても、それをどういう風に表現すればいいかを考える資質に欠けている。要は「政治家としてはパー」。

 小沢一郎の政局屋としての限界が、ここらへんの人事から見えてくるよね。「自分じゃ政策を語れないし、世論も実のある政治家も動かせないけど、選挙だけは上手い」小沢一郎が、自分が動かせる程度の「軽くてパーだけど見た目が良くて、甘言使いには長けている小才子」を神輿にして大衆を丸めこむ選挙戦略や政局スタイルって、結局、神輿がボロ出して失敗に終わるんだよな。いや、小沢が投げだして壊れるんだよな。

 なんていうかね、「日本未来の党における小沢一郎主導の二重権力構造はイカン!」と騒ぐメディアも、「二重構造のどこが悪い!メディアは小沢さんが怖いだけだろ!(プゲラ)」と貶している小沢シンパや左巻きも、「未来」の権力構造で騒いだり、気にするところ間違ってるよ。

 小沢の、自分が表に出ない形で神輿を動かす「二重権力」志向なんて、有権者なら誰でも知っている。「未来」の副代表に股肱の臣というか、ぶっちゃけ「自分のアレ」かつ、今回は落選の心配が無い森裕子参院議員を推し込んで、二流の環境詐欺師な飯田哲也を党のNo.2から蹴り落としたことも、「ああ、小沢ならそうするよね」と神楽でも納得する。今までのやり方がそうだったんだもん。それで上手くいってるうちなら、誰も文句は言わないって。陰口は叩いても。

 小沢が悪いのは、その二重権力体制で担ぐ神輿が、「小沢自身の限界から」悉く小物や欠陥品ばっかなのに、上手くコトが運ばないと分かったら、神輿ごと体制をポイすることだ。海部然り、細川然り、鳩山然り、そして多分、今回の嘉田女史も然り。

 これがね、困るのよ。国民は。喧嘩は同レベルのモノ同士でしか起こらないと言うが、メディアも小沢シンパや左巻きも、お互いそれに気付かずに「的外れな喧嘩」しているのか?。それともそれに言及すると、今回の選挙終わっちゃうから、気付かないふりしながら「仲良く喧嘩」しているのか?。教えて偉い人。

未来、党運営は小沢氏頼み…生活に委任致します

 日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)では29日、同党への合流を決めた「国民の生活が第一」の小沢一郎代表頼みの党運営が、結党2日目にして鮮明になった。

 「私は政治家としての小沢さんを尊敬している。小沢さんの力を日本の政策実現、未来のために使わせていただく」。嘉田氏は29日夜に行われたインターネット番組の党首討論で、小沢氏の話題を自ら切り出し、こう言い切った。

 未来の党は当初、「小沢氏が表に出てくると、嘉田さんのクリーンなイメージが壊れてしまう」(嘉田氏周辺)として、“小沢色”を薄めることに努めていた。嘉田氏も29日朝のフジテレビ番組では、「私が責任を持って表に出て行くので、役員として小沢さんに出ていただくことは考えていない。小沢さんも『ここで自分はしっかりとひく』と言っている」と反論した。

 その一方で、嘉田氏はこれまで、政党を運営した経験はなく、実務にあたるスタッフもそろっていない。嘉田氏がこだわる「卒原発」の政策作りなどを除いては、小沢色を隠すことは困難だった。嘉田氏は28日、「生活」に対し、「『未来の党』本部事務を『国民の生活が第一』事務局に委任致しますのでよろしくお願いいたします」と文書で依頼。29日には小沢氏に近い森裕子参院議員を副代表に起用すると表明し、選挙実務を名実ともに小沢氏らに委ねた。これに伴い、代表代行だった飯田哲也氏を副代表に事実上、格下げし、担当は原発・エネルギー政策とした。

(11月30日 読売新聞)

 時に「未来」は、衆院岩手1区の候補に達増拓也@岩手県知事の奥方を擁立するそうですな。同区前職は小沢一派の一員だった「達増知事の後継者」階猛@民主党なのに、自分と袂を別ったとなったら即コレかあ。こういうところ、やっぱ小沢って怖いねー(苦笑)。

 ここで「第2次スーパーロボット大戦OG くるみ割り人形」を紹介。


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昨日に続いて、これも良い悪ノリ★。しかし、こおろぎさとみ女史も今年で(以下略)かあ。しみじみ。

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