コモディティ化された半導体メモリは利益を出し辛い分野。しかし、日本企業は米国と中国の間で手を引くわけにはいかない。辛い状況は続くが、キオクシアには耐え忍んで欲しい。製品の品質面ではまだ競争力を有しているのだから。
「愛する母親」米Western Digitalとの経営統合を控えているとなれば猶の事。頑張れメモリお嬢様。
キオクシア、過去最大2437億円の赤字 半導体メモリーの不況響く(2024/5/15 朝日新聞)
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が15日発表した2024年3月期決算(国際会計基準)は、純損益が2437億円の赤字(前年は1381億円の赤字)だった。2年連続の純損失で、過去最大の赤字となった。半導体メモリーの深刻な不況が響いた。
売上高は前年比16%減の1兆766億円、営業損益は2527億円の赤字(前年は990億円の赤字)だった。
22年後半から23年にかけて、コロナ下の特需の反動や中国経済の減速などによって、メモリーの主な用途であるスマートフォンやパソコン、データセンター市場が軒並み低迷。キオクシアHDは22年10月から生産調整を続けていた。
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