<脅迫>ブログに文科省幹部殺害予告 東大OB逮捕

「勉強はできるが頭は悪い」という、典型的な「高知能の犬」タイプな前田容疑者。(いまだ、その動機と正体はよく分からないが)小泉毅容疑者@元厚生次官宅連続襲撃事件といい、今回の前田容疑者といい、この手の「一方的に社会の有り様を否定する偏狭視野の小利口さん」は、一人で拗ねて一人で暴走して一人で悲劇を起こすから始末に負えない。

その点、秋葉原通り魔殺傷事件犯の加藤智大は、「精神的に甘ちゃんな劇場型破滅希望者」という点では小泉容疑者らと同類ではありますが、その動機(社会体制から「振り落とされた」故の絶望)と言う点では僅かながら同情の余地があるし、社会としても、彼のような存在を暴走前に受け止めるセーフティネットの準備余地はあります。

逆に言えば、今回逮捕された前田容疑者は人一人殺めてはいないけど、その凶暴性と言う点では加藤よりも危うい存在です。彼が今回の「微罪」で軽く罰せられた後、シャバに放流される近未来はちょっと怖いかも。

 自身のブログに文部科学省の幹部10人の殺害予告を書き込んだとして、警視庁捜査1課は29日、東京都文京区本駒込1、無職、前田記宏(ふみひろ)容疑者(25)を脅迫容疑で逮捕した。前田容疑者は東京大卒で「理想を持って勉強してきたが、教科書の内容と違う現実があると知り、文科省に詐欺をされたと思い脅迫した」と供述している。

調べでは、前田容疑者は今月20日午前8時~午後0時50分ごろ、自宅のパソコンを使い、文科省の初等中等教育局長ら幹部10人の名前を列記して「1週間以内に自宅で刺殺する」などとブログに書き込んだ疑い。

文科省は別のネット掲示板に同様の内容の書き込みがあったためホームページから19日に幹部名簿を削除しており、この書き込みにも前田容疑者が関与したとみて追及する。

前田容疑者は他にも今月2日ごろから東大教授の殺害予告をブログに書き込んでいたとみられ、調べを進める。【古関俊樹】

(11月29日 毎日新聞)

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