2018年11月の地方選で民進党陣営が大敗した時はイヤんな予感がしていたが、香港動乱と年末年始のこれで台湾国民も目が覚めたか。
台湾の前途はいよいよ多難だが、まずは良し。
台湾総統選、蔡英文氏が過去最多得票で再選…中国に対抗路線堅持へ
【台北=比嘉清太】台湾総統選は11日、投開票が行われ、民進党現職の蔡英文(ツァイインウェン)総統(63)が過去最多の得票で、最大野党・国民党の韓国瑜(ハングオユー)・高雄市長(62)、親民党の宋楚瑜(ソンチューユー)主席(77)を破り、再選を果たした。米中の覇権争いが続く中、蔡氏は、自由や民主主義の価値観を共有する米国や日本と協調しながら中国に対抗する基本路線を堅持する見通しだ。
台湾の中央選挙委員会(選管)によると、蔡氏の得票数は817万231票に達し、韓氏の552万2119票、宋氏の60万8590票を大きく上回った。
蔡氏は11日夜、台北市内で記者会見し、「民主主義の価値を守ることができた」と述べた上で、中国に対し、台湾海峡情勢の安定に向けた対等な対話を呼びかけた。
総統任期は4年で、最長2期までだ。蔡氏の2期目は5月20日から始まる。
蔡氏は、選挙戦で最大の争点となった中台関係について、中台が同じ「一つの中国」に属するとは認めず、「台湾の主権、民主、自由を守る」と訴えてきた。
武力行使の可能性を否定しないまま、「一国二制度」による中台統一を迫る中国の習近平(シージンピン)国家主席を相手に妥協しない姿勢は、若年層を中心に、幅広い支持を集めた。
決定的な勝因となったのは、中国が既に「一国二制度」を適用している香港で昨年6月以降続く、中国・香港両政府に対する抗議運動だ。台湾では、「今日の香港は明日の台湾」という危機感と反中感情が広がり、蔡氏に強い追い風が吹いた。
「一つの中国」を認める韓氏は、対中関係改善で台湾の安全を守り、人々の収入を増やすと主張したが、支持は広がらなかった。
総統選と同時に行われた立法院(国会、定数113)選でも、民進党は61議席を獲得し、過半数を維持した。国民党は38議席にとどまり、比例選で出馬していた呉敦義(ウードゥンイー)主席は落選した。第3勢力として注目された柯文哲(クォーウェンジョオー)・台北市長の台湾民衆党は5議席を得た。
◆蔡英文氏=1956年8月、台北市生まれ。台湾大法学部卒、英国で法学博士号を取得。中台関係を所管する大陸委員会主任委員(閣僚)、民進党立法委員(国会議員)、民進党主席などを歴任。2012年の総統選では敗れたが、16年の前回選挙で初当選した。(2020/1/12 読売新聞)
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良き。
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