返り討ちにあった国民党は自業自得 ~ 台湾住民投票、蔡英文政権に「信任」 米国産豚肉禁輸は反対多数

一方、住民投票を主導した最大野党・国民党は大きな打撃を受けた

この一文が全てで、台湾国民もそれを承知した上で民意を示した。とりま、親分・中国政府の意向を受けて蔡英文政権にイチャモンを突き付けた挙句、返り討ちにあってりゃ世話ないね>国民党。

それはそれとして、台湾にはそろそろ福島産食品の禁輸問題を何とかしてもらいたいものです。TPP入りたいんでしょ?中国より先に。こちらにも政治的配慮が欲しいなあ。

台湾住民投票、蔡英文政権に「信任」 米国産豚肉禁輸は反対多数(2021/12/19 毎日新聞)

台湾で18日に投開票された4件の住民投票はいずれも蔡英文政権の政策が信任された形となり、蔡氏は今後の政権運営に大きく弾みをつけた。難題を解決したことで、貿易・投資の促進に関する協定締結に向けた対米交渉をさらに促進したい考えだ。一方、住民投票を主導した最大野党・国民党は大きな打撃を受けた。

最大の焦点は、成長促進剤を飼料に使った米国産豚肉の禁輸の賛否を問うもの。台湾市民は食品の安全の問題に敏感なため賛否が分かれていたが、結果は賛成393万票、反対413万票で反対多数となった。

投票率は41・09%。1月の輸入解禁から1年で再び禁輸となれば対米関係への悪影響は必至だった。蔡氏は18日夜の記者会見で、「台湾の人々はグローバル化を望み、国際舞台に積極的に参加することを求めている」と述べた。

住民投票で問われたのはほかに、「脱原発」を掲げる蔡政権が停止している第4原発の稼働▽液化天然ガスの貯蔵・気化施設の移転▽選挙と住民投票の同日実施。いずれも反対多数で不成立となった。

蔡政権は、住民投票で自由貿易に対する台湾の前向きな姿勢を示せたことが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)加入に向けた好材料になると見ている。TPPを主導する日本とは、東京電力福島第1原発事故(2011年3月)の直後から続く福島など5県産の食品禁輸問題が懸案だが、米国産豚肉の輸入が継続されたことは、5県産食品の輸入解禁に向けてプラスの要素にもなる。

一方、住民投票を蔡政権の信任投票と位置づけた国民党にとっては、不信任を突きつけられた形だ。来年の統一地方選や24年の総統選に向けた党勢の立て直しはさらに困難となる。【台北・岡村崇】

1 個のコメント

  • 福島など食品輸出可能に 台湾が11年ぶり受け入れ
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2022020801009

     農林水産省は8日、台湾が福島県など5県産の食品に対する輸入規制の緩和案をまとめたと発表した。台湾での手続きが順調に進めば、今月下旬にも、東京電力福島第1原発事故後の導入から約11年ぶりに輸入停止措置が一部の品目を除き解除される見通し。

    政治的配慮(゚∀゚)キタコレ!!

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