「こんな格言を知ってる?」
「政治には火に対するごとくすべきなり。火傷せぬためには近よるべきにあらず、凍傷せぬためには遠ざかるべきなり」
今、香港人の多くが、この距離感を自ら捨て去ることで北京政府にガチの勝負を仕掛けている。その姿勢は、デモのスローガンの如く正しく、またデモの実態のように危うい。
【香港時事】反政府抗議活動が続く香港で1日、数万人が参加したとみられる大規模なデモが行われた。
当初は整然とした行進だったが、一部のデモ隊と警察の衝突が発生。警察が催涙弾を発射し混乱が広がったため、主催者は警察の中止要求を受け入れ、参加者に解散を呼び掛けた。その後も残留するデモ隊がおり、緊張した状況が続いている。
警察は大みそかから元日にかけて実力を行使。今年も抗議活動に強硬な態度で臨む方針を明確にした。
デモは警察の実力行使の是非を調査する独立委員会の設置や普通選挙の導入を含む「五大要求」を掲げる民主派団体「民間人権陣線(民陣)」が主催した。香港島のビクトリア公園から金融街・中環(セントラル)までのルートで計画され、開始から約2時間は平和的に行進していた。
公共放送RTHKによると、デモ隊の数人が香港上海銀行(HSBC)の支店などを破壊。これをきっかけに衝突が始まり、警察が催涙弾や催涙スプレーを使い、排除に乗り出した。警察は支店の破壊に関わったとして5人を拘束した。
大規模なデモは80万人(警察発表18万3000人)が参加した昨年12月8日以来。今回のデモには子供からお年寄りまでさまざまな年齢層が参加した。夫(45)と共に11歳と6歳の2人の息子を連れて参加した女性(37)は「林鄭月娥行政長官は中国共産党の言いなりで香港の自由が失われている。私たちには国際社会の支援が必要だ」と話した。
一方、大みそかの31日夜には手をつないで抗議の意思を示す「人間の鎖」が各地で行われた。九竜地区の繁華街・旺角(モンコック)などでデモ隊と警察が衝突。道路にバリケードを築いたり、火炎瓶を投げたりしたデモ隊を、警察は催涙弾や放水で強制排除した。。(2020/1/1 時事通信)
ここで「TOHO MMD CLOCK – Again -」を紹介。
真実とは悲劇の喜劇の隙間に転がっている程度の存在。
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