NTT都市開発の設立は不動産バブル真っ只中の1986年。日本郵政不動産の設立は「バブルって何?それ美味しいの?」の2018年以降。
NTT都市開発は、通信基地局などのインフラ設置先や取引先施設の太客ありきの事業スタート。日本郵政不動産も、郵便局と社宅関連で優良不動産を大量に持ってはいるが、一方で「かんぽの宿」の残りアレとかアレな遺物たちがなあ。
厳しいかもね。日本郵政不動産が「第二のNTT都市開発」になるのは。そもそも、郵便・金融事業の不振の穴埋めに不動産事業を開始って動機からして不純だし。
いずれにせよ、野村不動産を買えなかったのは痛い。不動産事業のノウハウとかどうするんだろ? こないだ出資した駐車場空間開発のフィル・カンパニーの持ちネタくらいじゃ足らんだろうから、後々、中堅どころの開発事業者を改めて買収するつもりなのかね?
それとも、不動産の運営事業をするつもりは毛頭なくて、優良物件を売却するだけの会社になるつもりなのかしら?つまり、
「ウリ専」
なら納得(じゃねーよ)。
日本郵政は、主力の郵便事業などの経営環境が厳しさを増す中、不動産事業を専門に手がける新会社を設立し、全国にある郵便局などの資産を有効に活用して収益力の改善を目指すことになりました。
関係者によりますと日本郵政は、近く、不動産事業を専門に行う完全子会社を設立する方針を決めました。
新会社の名前は「日本郵政不動産」とし、社長には、不動産事業の経験がある人材を起用する方向で検討しています。
日本郵政は、利用の減少が続く郵便事業に加え、日銀の金融緩和策による歴史的な低金利の影響で金融事業の経営環境も厳しさを増しています。
日本郵政は全国に2万4000以上ある郵便局のほか、1000を超える社宅を保有していて、資産価値が総額で2兆円を超えるとされる不動産の有効活用が課題となっていて、これまでに、JR東京駅前の郵便局を商業施設とするなどの再開発を進めてきました。
こうした不動産事業を強化して収益力の改善を図るため、日本郵政は、去年、「野村不動産ホールディングス」の買収を目指しましたが、条件面で折り合いがつかず、買収を断念しました。その後、ほかの不動産会社の買収も検討しましたが、みずから新会社を設立して不動産事業の強化を進めることになりました。
(3月21日 NHK)
ここで「野生のミスティア」を紹介。
結論。不動産事業もMMDも発想の大転換が勝利のカギになる。かもしれない。
一押しして頂けると励みになります<(_ _)>
コメントを残す