「クールジャパン機構幹部の用意したくじが、クールな要素皆無なことに絶望した!!」
というのは半分冗談としても(半分は本気。「幹部と映画鑑賞」「接待相手とワインディナー」「接待相手に手作りプレゼント」とかオッサン特有なダサさの極み)、訴えられた幹部連中のセクハラ行為の醜悪さはいうに及ばず、被害者女性の訴えを聞き入れなかっただけでなく、労働組合の設立参加をきっかけに彼女の派遣契約を打ち切った(と思しき)クールジャパン機構という組織のダメダメっぷりは、絶望に値する。
真面目な話、今回セクハラや不当労働行為で訴えられたクールジャパン機構だけじゃなく、ジャパンディスプレイという巨大ゾンビ企業を生み出した産業革新機構や、ゾンビ企業を半端に延命させるだけの地域経済活性化支援機構に至るまで、官製ファンドって「ロクに責任を問われない&自由に使えるカネをタンマリ持っている官僚組織」でしかないからね。カネに対するモラルハザード起こしている連中が、セクハラ問題へのモラルだけキッチリ持ち合わせていると思う方がおかしいって。
もちろん、これって半分暴論。だけど半分は真実。多分ね。
日本の文化や商品を海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」(東京)の元派遣社員の20代女性が、幹部らからセクハラを受けたとして、機構と派遣会社、男性幹部ら3人に計2千万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。提訴は13日付。
訴状によると、セクハラなどを指摘されたのは機構の幹部2人と元幹部1人。2016年7月に幹部の一人がカラオケ店で親睦会を開き、参加した原告ら女性社員4人にくじを引かせ、その3日後、くじに書かれた内容を実行するよう店の予約などを指示した。
くじには「幹部と映画鑑賞」「接待相手とワインディナー」「接待相手に手作りプレゼント」などと書かれていた、という。また、元幹部は15年7月、社内の歓迎会から帰宅中、駅で女性の肩に何度も手を回した、と主張している。
女性は16年8月までに機構に通報したが、「世の中の事案と比べ、セクハラとは認定できない」と回答されたという。また、17年6月に機構の社員で労働組合を設立したところ、同年10月に派遣契約の更新を拒否された。女性は、機構の対応が不当労働行為に当たるとも訴えている。
今回の提訴について、機構は「対話の機会を設け、話し合いを続けてきたが、提訴されたとすれば誠に残念。訴状を受け取り次第検討する」としている。(後藤遼太)。
一押しして頂けると励みになります<(_ _)>
コメントを残す