決選投票にフィヨンが残らなかったらヤバい仏大統領選な件について

 だって、残る3つの組み合わせがこれやで?

  • ルペン(国民戦線:FN)vsマクロン(前進!:En Marche!):「筋金入りかつ演技力のある」ポピュリストvs経済「だけ」得意男
  • ルペン(FN)vsメランション(左翼党:PG):「フランス万歳」vs「フランス革命万歳」
  • マクロン(En Marche!)vsメランション(PG):「経済界が支持する」左派vs「低所得者層が支持する」左派

 ブノワ・アモン@社会党「…」

 マクロンvsメランションは基本的に「無い」として、決選投票で保守・中道勢力がルペン相手に票を寄せるには、マクロンもメランションも役者不足なんだよなあ。ここ数日、フランスで起こっているテロや世情不安騒動で、ルペンと同レベルでフィヨンが追い風を受けて、今日の第一回投票で2位通過できなきゃ結構マジに「終戦」のお知らせな今回のフランス大統領選。

 現状では主要候補が事実上横一線だから、何が起こっても驚かないけどね。

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「C’est la vie」

 とりあえず、誰が決選投票に残ってもテロは止めとけ>対立陣営や職業テロリスト御一党。

仏大統領選、23日に第1回投票 両極2氏なら「悪夢」

 4候補の大混戦となったフランス大統領選は、23日に第1回投票を迎える。トランプ米大統領と同様に「自国第一」を掲げ、欧州連合(EU)離脱の国民投票を唱える右翼・国民戦線(FN)のルペン党首を軸に、選挙戦は進んだ。20日にパリで起きた警官銃撃テロは「強い指導者」への期待を高めるのか。誰が上位2人による5月7日の決選投票に進むかに、EUの命運がかかっている。

 仏紙ルモンドが「あらゆる可能性がある」とする決選投票の組み合わせ。地元メディアが「悪夢」と呼ぶのが、EUを敵とみなし、自国通貨フランの復活や保護主義の導入を訴えるルペン氏と、左翼のメランション欧州議会議員の対決だ。

 メランション氏は「今のEUでは、民衆は銀行や大資本に服従させられている」と主張してEUの基本条約の見直しを訴える。場合によっては脱EUを国民投票で問うとし、共通通貨ユーロに代わる新通貨導入も選択肢に掲げる。

 決選投票を待つまでもなく、英国の離脱に続くEUへの大打撃だ。週明けの金融市場でユーロが売られ、安全資産とされる円が買われて円高が進む可能性がある。株式市場も大混乱するおそれがある。

(4月23日 朝日新聞)

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