カミングアウトした三ツ矢雄二が「グレーゾーン」を続けてきた理由に考えさせられた

 これまで「グレーゾーン」としてきたことについては、「あれは理由があって、兄が会社勤めをしていて、兄が定年退職するまでは曖昧にしておこうと。迷惑がかかるので」と説明し、「定年退職してしまったので、まあいいか」とカミングアウトに至ったことを明かした。

 これ、サラッと言ってるけど、今までカミングアウトできていないLGBTの人々のうち、何%なり何割なりは、自分の性癖を公表することで、親類縁者に何か悪影響があるのを恐れてのことだと思うんだよな。

 重いよなあ。この重さを独りで振り払うのは正直キツイと思うのよ。誰かの助けが、せめて何かの切っ掛けが必要だと思うのよ。

 三ツ矢雄二の場合は、兄弟の定年というのがカミングアウトの切っ掛けになった。だけど、そういう切っ掛けを得られない人は、カミングアウトするチャンスをいつ得られるんだろう。

 誰かでも何かでもいい。これまで隠していた真実を公表するには、背中を押してくれる存在が欲しい。そんな時はある。今回の三ツ矢雄二の脱グレーゾーン宣言が、いつか他の誰かの助けになればいいな。ふとそう思った。ところで、

「最近やっている役は動物とか宇宙人とかだから、この際いいやと思って」

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「私は、何のカテゴリーに入るんでしょうねえ」

 これから先の世界、助けや切っ掛けがなくてもカミングアウトしやすくなるといいね。助けがある世界は世界でウェルカムだけどさ。暖かいから。

<三ツ矢雄二>「ゲイかストレートかといえばゲイ」 “グレーゾーン”声優がテレビで初カミングアウト

 人気アニメ「タッチ」で知られる声優の三ツ矢雄二さんが、12日深夜に放送された番組「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告」(テレビ東京)で、これまで「グレーゾーン」と曖昧にしてきた“ゲイ疑惑”について、「ゲイかストレートかといったらゲイ」とテレビ初告白した。

 これまで「グレーゾーン」としてきたことについては、「あれは理由があって、兄が会社勤めをしていて、兄が定年退職するまでは曖昧にしておこうと。迷惑がかかるので」と説明し、「定年退職してしまったので、まあいいか」とカミングアウトに至ったことを明かした。

 また、三ツ矢さんは小学生時代も女友達が多く、「男女と言われていた」などと自身の幼少期を振り返り、小学生時代に男同士のキスをした思い出なども明かした。

 さらに、「役者さんがゲイだって告白すると、純然とラブシーンを楽しめないじゃないかと思うので、役者さんはゲイだと隠してても構わない」と考えを語りつつ、自身については「最近やっている役は動物とか宇宙人とかだから、この際いいやと思って」と明かし、「彼氏? いないんです。募集していますので、マネジャーまで。タイプは加瀬亮です」と笑顔でアピールしていた。

(1月13日 まんたんウェブ)

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アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。