結局のところ、「社会自身が物理的に制裁を加える」行為が社会構成員を一番納得させるんだろうか ~ インドネシアで、小学校襲撃の容疑者が群衆に殴り殺される

 レイプ犯を地元民が殺すインドも、麻薬犯を私的制裁で射殺するフィリピンも、そして今回のインドネシアも。

 「それ」は法治国家として落第な行為だが、21世紀の法治国家で「それ」は当たり前のように起きている。あたかも、「それ」が「DEUS LO VULT」の結果であるかのように。

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 冗談じゃない。

 社会構成員の暴走を肯定する社会を欲し、暴走の上の虐殺を嘉するまともな神などいてたまるか。まともじゃない神ならゴロゴロいるが。

小学校襲撃の容疑者、群衆に殴り殺される インドネシア

 インドネシア中部のサブ島で13日、小学校の児童らをナイフで切りつけた男の容疑者が逮捕された後、警察署に押し寄せた群衆に殴り殺された。警察幹部は「群衆を止められなかった」と話しているという。

 複数の地元報道によると、ジャワ島出身の男(32)が13日朝、地元小学校の教室に押し入り、8~11歳の男女7人をナイフで次々切りつけて重傷を負わせた後、現行犯逮捕された。

 男は警察署内の監房に入れられ、あとは捜査による動機の解明を待つはずだった。ところが、事件を知った100人以上が警察署に集結。警官の制止を振り切って監房に侵入すると、岩や棒で殴り殺したという。

 施錠されているはずの監房にどうやって侵入できたのかは不明だ。警察幹部は地元紙に「彼らは容疑者の遺体を燃やそうともしたが、それは我々が防いだ」と説明した。(ジャカルタ=古谷祐伸)。

 (12月13日 朝日新聞)

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アングラから政治ネタまで色々モノ調べをやっているイロモノです。思想は保守中道、趣味はサブカル全般、歴史、各種コンサル。ボーイッシュと大和撫子がマイ趣味女の子の双璧。