ジャイナ教徒のインド人13歳少女、68日間断食で死亡な件について

ジャイナ教徒にとって、生き物を殺さない生き方が尊いということは分かるし、アヒンサーとしての断食の末に死亡する人生を貴ぶという理屈も分からんでもないが、

宗教指導者が家族に対し、傾いた家業を立て直すために少女に断食させるよう助言していた。

この理屈はどうかと思うよ。家業の立て直しの代償のために、立場の弱い13歳の少女に労苦を強いるというのは、アヒンサーの「不害」の考え方に反するのと違わないかい? ジャイナ教の断食は修行の一環であって、何かのサクリファイスとしての代償行為じゃないだろ? そもそも、

少女を「子供の聖人」とたたえ、死を祝福した。

「子供の聖人」ってなんだよ。ジャイナ教における餓死とは、一定の修行を経たベテラン出家者にのみ許された行為じゃないのかい。

おいらには、今回の13歳の少女の死が、教義に悪乗りした大人たちがもたらした悲劇にとしか思えない。彼女を「聖人」扱いする大人たちの姿は、彼女の死を教義に押し付けて責任を逃れようとする卑怯者にしか見えない。本音のところはどうなのよ。インドの偉い人。

女の子に限らず、子供は大人の都合や社会の労苦を背負わせる対象じゃなく、慈しむ対象じゃないのかい。建前だけでも、そうあるべきじゃないのかい。

68日間断食で少女死亡=過失致死の疑い、家族訴追―インド

【ニューデリーAFP=時事】インド南部ハイデラバードで4日、68日間の断食を行ったジャイナ教徒の少女(13)が断食終了の2日後、心臓まひで死亡した。

断食を強要した過失致死容疑で家族が訴追された。警察が9日、明らかにした。

家族によると、少女は68日間一切食べ物を食べず、1日2回お湯を飲むことだけが許された。少女が断食を完遂した際には盛大な祝祭が行われ、多くの政治家らも集まり、参加者は記念撮影に励んだ。葬儀にも600人以上が参列し、少女を「子供の聖人」とたたえ、死を祝福した。

地元メディアによれば、宗教指導者が家族に対し、傾いた家業を立て直すために少女に断食させるよう助言していた。少女の祖父は「孫の信念で行ったことで、誰も強要していない。去年は34日間、一昨年は8日間断食した」と反論している。

(10月10日 時事通信)

ここで「【東方MMD】「寺子屋」と書いて「戦場」と読む【MMD紙芝居】」を紹介。


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「強敵」と書いて「同類」とも読む。

 

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