と、皇帝ラインハルト@銀河英雄伝説なら言いそうだが、残念ながら今は宇宙歴800年でも新帝国歴2年でもない。まともじゃない国の、まともじゃない人間たちが、まともじゃない巨大な像を作って、何故か急に解体するという、しょうもない事態が起こった西暦の2016年。
破壊命令を出したのが習近平かどうかは知らないけど、仮に彼による命令だったら、理由はなんだろうな? 「田舎者が中央の指示なく出来の悪い巨大像作ってんじゃねー!」か、「作るのはいいけど、おからコンクリ像じゃねーか。自壊する前に壊させるしかないじゃん!」か、「そもそも毛沢東の像なんて胸糞悪い!金色なんてもってのほか!爆!」か。
正直わかんないんだよね。習近平が毛沢東にどういう感情を抱いているのか。文化大革命の時の恨みの方が強いのか。それとも、独裁者の先輩としての尊敬の念の方が強いのか。はたまた、超克の対象としてのライバル意識が強いのか。
いっそ、習近平がこのタイプ↑の為政者なら思考を読むこともできるけど、習近平ってば、どう考えても、ヨブ・トリューニヒトというよりは、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムのタイプなんだよなあ。読めないというか、読みたくないタイプ。苦手。
【AFP=時事】(更新)中国・河南(Henan)省の開封(Kaifeng)市通許(Tongxu)県の空き地に建設された、中国共産党の創立者、毛沢東(Mao Zedong)の金色の巨大像が突然、取り壊された。共産党機関紙・人民日報(People’s Daily)のニュースサイト「人民網(People’s Net)」が8日、報じた。
政府の許可を取っていなかったためとみられる。約37メートルのこの像は今週、インターネット上に画像が出回り、世界中で話題を集めていた。
しかし、人民網が地元当局の話として伝えたところによると、総工費300万元(約5300万円)かけて建設されたこの像は、既に取り壊されたという。同サイトは取り壊しの理由は「不明」としつつ、問題の像が地元当局で「登記や審査を経ていなかった」との他メディアの報道を紹介している。
中国ポータルサイト「HMR」は今週、この像について、建設費用を地元の実業家数人が提供し、9か月かけて昨年12月に完成したと伝えていた。【翻訳編集】 AFPBB News。
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